遊牧国家のすすめ外典
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[[遊牧国家のすすめ―DWティムールで世界征服]]
*%%遊牧国家のすすめ外典%% ダイジェスト版遊牧国家のすすめ...
**&ruby(エイプリルフール){4月1日};にＵＰできなかった何か ...
言い訳
「ティムールは短命な大規模遊牧国家の中でヒロイン的存在」
誰かがこんな事を言っていたので。
各種テキスト整形や対話形式ＡＡＲの練習を目的とした実験作...
注：対話形式・キャラ崩壊が嫌いな方、心臓の弱い方はご遠慮...
**遊牧国家のすすめ外典 [#w766352b]
***遊牧国家のすすめ外典 初動編 [#y04ea1a7]
&ref(ティム.jpg);「突然だけどこのコーナーは」
&ref(バー.jpg);「ムガル帝国の建国者、バーブルと」
&ref(ティム.jpg);「ティムール朝の大アミール、ティムたんで...
キラリとウィンクするティムールを尻目に、バーブルはごそご...
&ref(バー.jpg);「このコーナーの目的は、肥大化したＡＡＲ本...
まるでどこぞの校長のように、バーブルは退屈な文章を朗々と...
&ref(ティム.jpg);「それでバー君、私たちは何をすればいいの...
&ref(バー.jpg);（今説明してたじゃないか）
ティムールの空気を読まない質問に内心イラッとしながらも、...
&ref(バー.jpg);「……コホン。要するに、君の征服事業を解説す...
&ref(ティム.jpg);「征服！？ 今度はどこを征服するの？ 明...
その単語にティムールの目の色が変わる。雷に打たれたかのよ...
&ref(バー.jpg);「いや、今回は世界征服のようだね。難事業だ...
バーブルが心配そうに問いかけるも、ティムールは返事をしな...
きらきらと目を輝かせ、『征服、せいふく、せいふくぅ～♪』と...
&ref(バー.jpg);「あー、大丈夫そうだね」
バーブルは諦観に満ちた表情でカメラに向き直ると、何事もな...
&ref(バー.jpg);「では、早速プレイ画面を見てみようか」
|&ref(YGSS1.jpg);|
言うが早いか、バーブルはさっとパネルを取り出した。
&ref(バー.jpg);「これがティムールの国土だよ。中央アジア一...
&ref(ティム.jpg);「ふえ～、すごいんだね～」
&ref(バー.jpg);「まあ、内情はボロボロなんだけどね。さて、...
|&ref(SS3.jpg);|
&ref(ティム.jpg);「緑色のはティムールで～、赤いのは？」
&ref(バー.jpg);「ティムールに仇なす敵国さ。全部で１１カ国...
&ref(ティム.jpg);「つまり、&size(20){''全部ぶっ潰しちゃえ...
&ref(バー.jpg);「……いや、まあ、うん……そうなんだけど」
身も蓋もない発言と共に、一切迷いのない無垢な瞳で見つめら...
&ref(ティム.jpg);「よ～し、ティムたんの征服行、はっじまっ...
スキップで何処かへ向かおうとするティムールを、バーブルは...
&ref(バー.jpg);「ノリノリの所悪いけど、ちょっと待って欲し...
&ref(ティム.jpg);「わわっ、どうしたのバー君？」
&ref(バー.jpg);「君はもしかして、全ての敵を同時に相手する...
&ref(ティム.jpg);「うん！ だめ……かな？」
顔色を覗ってくるティムールに、バーブルはやれやれと首を振...
&ref(バー.jpg);「その戦略はおすすめできないな。この表を見...
|&ref(SS4.jpg);|
&ref(ティム.jpg);「えーと、これは兵隊さんの数なのかな？」
膨大な数字の羅列を見て、ティムールは僅かに首をかしげた。
&ref(バー.jpg);「そう、陸軍の兵力比較だ。青いラインがティ...
&ref(ティム.jpg);「ティムールの兵が７万７千で、敵は５万７...
&ref(バー.jpg);「それだけじゃない。ここに出てこない小国の...
&ref(ティム.jpg);「数が同じなら、&size(20){''プレイヤース...
きゃっきゃとはしゃぐティムールをなだめつつ、バーブルは説...
&ref(バー.jpg);「いやいや、なにぶん戦線が広いからね。プレ...
&ref(ティム.jpg);「&size(20){''戦いは数だよ兄貴！''}; だ...
&ref(バー.jpg);「その通りだよ。だからここは、兵数の多い２...
&ref(ティム.jpg);「え～、ティムたん何もしないまま負けるの...
&ref(バー.jpg);「英語版Ｗｉｋｉには西部の山岳地帯で防衛し...
&ref(ティム.jpg);「うぅ～……分かった。がしんしょうたん、だ...
ガッツポーズをして気合いを入れるティムールを、バーブルは...
&ref(バー.jpg);「そうそう、ジャライル朝にある中核州はちゃ...
&ref(ティム.jpg);「もちろんそのつもりだけど、どうして？」
&ref(バー.jpg);「今度の世界征服では過剰拡大を目安に使って...
&ref(ティム.jpg);「かじょう……？」
&ref(バー.jpg);「反乱発生の目安さ。これに従って拡大すれば...
&ref(ティム.jpg);「えっと、倍々で増えていけば良いんだね。...
ティムールは暗算が思うようにいかず、頭から湯気を出してい...
&ref(バー.jpg);「４かける２の８乗で、ちょうど&size(20){１...
&ref(ティム.jpg);「うわっ、すごい数！」
&ref(バー.jpg);「というわけだから、絶対にここは取ってきて...
&ref(ティム.jpg);「は～いっ！」
&ref(バー.jpg);「……本当に大丈夫かなあ？」
脳天気な返事と共に去ってゆくティムールを見て、不安の色を...
***遊牧国家のすすめ外典 中東編 [#l0b2f995]
&ref(ティム.jpg);「&size(20){バー君バー君、''我が軍大勝利...
|&ref(Y2SS3.jpg);|
|&ref(Y2SS4.jpg);|
&ref(バー.jpg);「どれどれ？ うわ、すごい快進撃だね」
&ref(ティム.jpg);「でしょでしょ。よーし、このまま明まで遠...
&ref(バー.jpg);「ティムたん、明の征服はちょっと待ってほし...
激しく闘志を燃やすティムールに、バーブルはすぐさま待った...
&ref(ティム.jpg);「どうして？」
&ref(バー.jpg);「ティムール領の東に広がるのはアジアの異教...
&ref(ティム.jpg);「じゃあどこを攻めればいいの？」
&ref(バー.jpg);「同じスンニ派の中東諸国がおすすめだね。北...
&ref(ティム.jpg);「う～ん……」
ティムールはしばらく考えていたようだが
&ref(ティム.jpg);「でもでも、偉大なる&size(20){チンギス・...
どうしても納得できないのか、歩行杖でバーブルをペチペチと...
&ref(バー.jpg);「痛い痛い地味にいたい。そんなこと言ったっ...
&ref(ティム.jpg);「でもでもでも～」
駄々をこねるティムールを諭すように、バーブルは優しく声を...
&ref(バー.jpg);「ほら、みんな大好きエジプトだ。小アジアも...
&ref(ティム.jpg);「う～……わかったよ。じゃあ中東に行ってく...
ようやく納得したらしいティムールは、トテトテとどこかへ駆...
&ref(バー.jpg);「あのアホが始祖だってことが、そこはかとな...
独り取り残されたバーブルは叩かれた尻をさすりつつ、そうポ...
***遊牧国家のすすめ外典 アフリカ編 [#ecd618b4]
&ref(ティム.jpg);「&size(20){バー君バー君、&ruby(我奇襲に...
&ref(バー.jpg);「奇襲っていうか、思いっきり''強襲''だった...
&ref(ティム.jpg);「エジプトもアナトリアもきれいになったよ...
|&ref(Y2SS12.jpg);|
満面の笑みを浮かべて聞くティムールに、バーブルはさっと目...
&ref(バー.jpg);「ごめんティムたん、ここで一旦征服は中断し...
&ref(ティム.jpg);「え～っ、なんで！？」
期待はずれの返答に、ティムールは頬をふくらませた。
&ref(バー.jpg);「だってほら、過剰拡大が発効したよ」
|&ref(Y2SS7.jpg);|
&ref(ティム.jpg);「かじょうかくだい……なんだっけ？」
&ref(バー.jpg);「征服しすぎて非中核州の割合が大きくなると...
&ref(ティム.jpg);「ええ～、また反乱なの！？」
&ref(バー.jpg);「これを失効させるには、今まで得た州の中核...
&ref(ティム.jpg);「嫌だよ！ 征服しなかったら&size(20){''...
予想通りの反応に、バーブルはひとつため息をつく。
&ref(バー.jpg);「それが君のアイデンティティなんだね。わか...
&ref(ティム.jpg);「例えば？」
&ref(バー.jpg);「そうだなあ……領土が細長かったりとか、後は...
&ref(ティム.jpg);「細長いっていうと～……アフリカだねっ、よ...
&ref(バー.jpg);「ティムたん激しく字が違う。いや、合ってる...
***遊牧国家のすすめ外典 バルカン編 [#s715b18c]
&ref(ティム.jpg);「&size(20){バー君バー君、''来た！ 見た...
異様にハイテンションなティムールが姿を現したのは、それか...
&ref(バー.jpg);「今度はカエサルのまねごとかい？ できれば...
|&ref(Y3SS13.jpg);|
&ref(ティム.jpg);「うん！ それでね、それでね、ティムたん...
&ref(バー.jpg);「どうしたんだい、藪から棒に」
&ref(ティム.jpg);「アフリカを征服してる時にねっ、オスマン...
オスマンと聞いて思い当たる節があったのか、バーブルはうん...
&ref(バー.jpg);「バルカンだけは死守しようと、彼らも必死な...
&ref(ティム.jpg);「またかじょ～かくだいってやつ？」
&ref(バー.jpg);「過剰拡大の方は、北インドとアラビアが中核...
&ref(ティム.jpg);「こんなこともあろうかと、キャラックを１...
興奮気味に話すティムールに、バーブルはやれやれと首を振る。
&ref(バー.jpg);「たった１０隻じゃ、オスマンから制海権を取...
&ref(ティム.jpg);「でもでも、今ならオスマンの海軍はゼロだ...
ティムールは資料をテーブルに叩き付ける。バーブルはその報...
&ref(バー.jpg);「うわ、本当だ。この時期にバルカンを渡れる...
&ref(ティム.jpg);「は～い、いってきま～す☆」
ティムールはウィンク一つ残すと、風のように去っていった。
***遊牧国家のすすめ外典 ボヘミア編 [#k47dd900]
&ref(バー.jpg);「熱っ……僕は猫舌なんだけどなあ……」
ゆったりとした椅子に腰掛けて、バーブルがのんびりとチャイ...
&ref(ティム.jpg);「&size(20){''うえぇぇえ～ん、ばあぁくう...
これにはバーブルも驚いたようで、優雅な仕草で椅子から立ち...
&ref(バー.jpg);「いったいどうしたんだい？ 君が泣くなんて...
&ref(ティム.jpg);「それがね、それがね、勢いに乗ってボヘミ...
ティムールはそれ以上言葉を継げず、えぐえぐと泣きじゃくっ...
これでは埒があかないと見たバーブルは、ティムールの持つ資...
&ref(バー.jpg);「どれどれ？ バルカン侵攻は順調に推移、勢...
|&ref(Y4SS20.jpg);|
その単語を出した瞬間、ティムールから強烈な負のオーラが発...
&ref(ティム.jpg);「あの古狸、私の弱みにつけ込んで、無茶苦...
&ref(バー.jpg);「領土を返せ。さもなくば反乱を支援するぞっ...
&ref(ティム.jpg);「私の大切な&ruby(もの){領土};をこんな風...
&ref(バー.jpg);「それが彼らの戦い方だ。仕方がないよ」
バーブルは慰めるようにティムールの頭をなでさする。
だがティムールは不服だったのか、ギロリとバーブルを睨み付...
&ref(ティム.jpg);「ひどいよバー君。バー君もあいつらの肩を...
&ref(バー.jpg);「君の圧倒的な武力の前では、ＨＲＥも問題に...
&ref(ティム.jpg);「でも、あれだけ頑張ったのに戦果は雀の涙...
ここでティムールに匙を投げられては、世界征服のスケジュー...
計画に絶対の自信を持つバーブルは、どうにかティムールを焚...
&ref(バー.jpg);「君にしてはずいぶんと弱気だね。たかが回廊...
&ref(ティム.jpg);「回廊国家っていっても、欧州への回廊でし...
&ref(バー.jpg);「それは違うんじゃないかな。西欧諸国は大航...
&ref(ティム.jpg);「西欧を制すれば、世界を制するってこと？」
&ref(バー.jpg);「その通り。そしてボヘミアはその回廊の、そ...
その言葉に何か感じる所があったのか、ティムールの目が光を...
&ref(ティム.jpg);「征服……そうだね、バー君。私やる。二度と...
&ref(バー.jpg);「そ、その意気だよティムたん。内政は僕が見...
やり過ぎた、そう思ってももう遅い。バーブルは火の粉が自分...
&ref(ティム.jpg);「それじゃあわた……ティムたんもう征くね！...
ティムールは&ruby(マジカルステッキ){歩行杖};にまたがると...
&ref(バー.jpg);「&ruby(ティ○タム){チョコ菓子};のような名...
バーブルは椅子に深く腰掛けると、ティーカップの中身を飲み...
あれだけ熱かったチャイは、もうすっかりと冷めていた。
***遊牧国家のすすめ外典 反乱編 [#r392f264]
&ref(ティム.jpg);「バー君バー君」
ティムールがバーブルのもとへ戻ってきたのは、それからすぐ...
&ref(バー.jpg);「いったいどうしたんだい？ 今度はやけに早...
&ref(ティム.jpg);「君主がね……死んじゃった」
ティムールの差し出す報告書には、一つの訃報が記されていた。
|&ref(Y5SS17.jpg);|
&ref(バー.jpg);「継承権争いだね。遊牧国家の宿命ともいえる」
&ref(ティム.jpg);「うう、また反乱潰しだよ～……華がない上に...
&ref(バー.jpg);「こればっかりは仕方ないよ。征服した分だけ...
&ref(ティム.jpg);「征服した分だけ……ね。ときにバー君、征服...
ティムールはコロリと話を変える。あまりの唐突さに、バーブ...
&ref(バー.jpg);「過剰拡大ぎりぎりで、州の数を倍々に増やし...
&ref(ティム.jpg);「常識的に考えてさ、州の数を倍々で増やし...
&ref(バー.jpg);「その通りだね。君に常識を語られるのは甚だ...
まずい話の流れに向かっている。そう感じたバーブルは、煙に...
&ref(ティム.jpg);「しかも過剰拡大の発効を目安にするってこ...
&ref(バー.jpg);「そういうことになるね」
&ref(ティム.jpg);「バー君の嘘つきっ！ 反乱に困らなくなる...
&ref(バー.jpg);「拡大速度を調整したおかげで、軍備と反乱の...
&ref(ティム.jpg);「でも、でも……ううぅ～……」
悩み続けるティムールに、畳みかけるようにバーブルは迫った。
&ref(バー.jpg);「さあ、反乱を'''一掃'''するんだ。そして思...
&ref(ティム.jpg);「一掃……そうだよね、一つ一つ丁寧に潰そう...
ティムールの頭の中で変な回路が繋がったらしい。ポケットか...
&ref(バー.jpg);「ちょっと待ってティムたん。なんか嫌な予感...
&ref(ティム.jpg);「&size(20){必殺、'''禁断の棺！''' これ...
&ref(バー.jpg);「それは独ソ戦フラグじゃないか！」
&size(30){&color(red){''パパパパパウワー！ ドドン！''};};
|&ref(Y5SS27.jpg);|
&ref(ティム.jpg);「……ボヘミアが宣戦してきたね」
&ref(バー.jpg);「……そうみたいだね」
&ref(ティム.jpg);「どうしよう？」
&ref(バー.jpg);「とりあえず、ＨＲＥを解体しておこうか」
&ref(ティム.jpg);「そうだね」
白けきった二人の作戦会議は、ボヘミアを滅ぼすまで続いたと...
~
&ref(バー.jpg);「ところでティムたん。いったい僕たちは、い...
&ref(ティム.jpg);「いつまでだろうね。著者が某所のキャラク...
&ref(バー.jpg);「え……それじゃあ僕たち、ずっとこのままじゃ...
&ref(ティム.jpg);「う～ん、まだ望みはあるんじゃないかな。...
&ref(バー.jpg);「愛あんみたいに？」
&ref(ティム.jpg);「&size(20){''愛あんみたいに！''};」
&size(20){終われ};
[[遊牧国家のすすめ―DWティムールで世界征服]]
終了行:
[[遊牧国家のすすめ―DWティムールで世界征服]]
*%%遊牧国家のすすめ外典%% ダイジェスト版遊牧国家のすすめ...
**&ruby(エイプリルフール){4月1日};にＵＰできなかった何か ...
言い訳
「ティムールは短命な大規模遊牧国家の中でヒロイン的存在」
誰かがこんな事を言っていたので。
各種テキスト整形や対話形式ＡＡＲの練習を目的とした実験作...
注：対話形式・キャラ崩壊が嫌いな方、心臓の弱い方はご遠慮...
**遊牧国家のすすめ外典 [#w766352b]
***遊牧国家のすすめ外典 初動編 [#y04ea1a7]
&ref(ティム.jpg);「突然だけどこのコーナーは」
&ref(バー.jpg);「ムガル帝国の建国者、バーブルと」
&ref(ティム.jpg);「ティムール朝の大アミール、ティムたんで...
キラリとウィンクするティムールを尻目に、バーブルはごそご...
&ref(バー.jpg);「このコーナーの目的は、肥大化したＡＡＲ本...
まるでどこぞの校長のように、バーブルは退屈な文章を朗々と...
&ref(ティム.jpg);「それでバー君、私たちは何をすればいいの...
&ref(バー.jpg);（今説明してたじゃないか）
ティムールの空気を読まない質問に内心イラッとしながらも、...
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&ref(ティム.jpg);「征服！？ 今度はどこを征服するの？ 明...
その単語にティムールの目の色が変わる。雷に打たれたかのよ...
&ref(バー.jpg);「いや、今回は世界征服のようだね。難事業だ...
バーブルが心配そうに問いかけるも、ティムールは返事をしな...
きらきらと目を輝かせ、『征服、せいふく、せいふくぅ～♪』と...
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バーブルは諦観に満ちた表情でカメラに向き直ると、何事もな...
&ref(バー.jpg);「では、早速プレイ画面を見てみようか」
|&ref(YGSS1.jpg);|
言うが早いか、バーブルはさっとパネルを取り出した。
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身も蓋もない発言と共に、一切迷いのない無垢な瞳で見つめら...
&ref(ティム.jpg);「よ～し、ティムたんの征服行、はっじまっ...
スキップで何処かへ向かおうとするティムールを、バーブルは...
&ref(バー.jpg);「ノリノリの所悪いけど、ちょっと待って欲し...
&ref(ティム.jpg);「わわっ、どうしたのバー君？」
&ref(バー.jpg);「君はもしかして、全ての敵を同時に相手する...
&ref(ティム.jpg);「うん！ だめ……かな？」
顔色を覗ってくるティムールに、バーブルはやれやれと首を振...
&ref(バー.jpg);「その戦略はおすすめできないな。この表を見...
|&ref(SS4.jpg);|
&ref(ティム.jpg);「えーと、これは兵隊さんの数なのかな？」
膨大な数字の羅列を見て、ティムールは僅かに首をかしげた。
&ref(バー.jpg);「そう、陸軍の兵力比較だ。青いラインがティ...
&ref(ティム.jpg);「ティムールの兵が７万７千で、敵は５万７...
&ref(バー.jpg);「それだけじゃない。ここに出てこない小国の...
&ref(ティム.jpg);「数が同じなら、&size(20){''プレイヤース...
きゃっきゃとはしゃぐティムールをなだめつつ、バーブルは説...
&ref(バー.jpg);「いやいや、なにぶん戦線が広いからね。プレ...
&ref(ティム.jpg);「&size(20){''戦いは数だよ兄貴！''}; だ...
&ref(バー.jpg);「その通りだよ。だからここは、兵数の多い２...
&ref(ティム.jpg);「え～、ティムたん何もしないまま負けるの...
&ref(バー.jpg);「英語版Ｗｉｋｉには西部の山岳地帯で防衛し...
&ref(ティム.jpg);「うぅ～……分かった。がしんしょうたん、だ...
ガッツポーズをして気合いを入れるティムールを、バーブルは...
&ref(バー.jpg);「そうそう、ジャライル朝にある中核州はちゃ...
&ref(ティム.jpg);「もちろんそのつもりだけど、どうして？」
&ref(バー.jpg);「今度の世界征服では過剰拡大を目安に使って...
&ref(ティム.jpg);「かじょう……？」
&ref(バー.jpg);「反乱発生の目安さ。これに従って拡大すれば...
&ref(ティム.jpg);「えっと、倍々で増えていけば良いんだね。...
ティムールは暗算が思うようにいかず、頭から湯気を出してい...
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&ref(ティム.jpg);「うわっ、すごい数！」
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&ref(ティム.jpg);「は～いっ！」
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脳天気な返事と共に去ってゆくティムールを見て、不安の色を...
***遊牧国家のすすめ外典 中東編 [#l0b2f995]
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|&ref(Y2SS4.jpg);|
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激しく闘志を燃やすティムールに、バーブルはすぐさま待った...
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ティムールはしばらく考えていたようだが
&ref(ティム.jpg);「でもでも、偉大なる&size(20){チンギス・...
どうしても納得できないのか、歩行杖でバーブルをペチペチと...
&ref(バー.jpg);「痛い痛い地味にいたい。そんなこと言ったっ...
&ref(ティム.jpg);「でもでもでも～」
駄々をこねるティムールを諭すように、バーブルは優しく声を...
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&ref(ティム.jpg);「う～……わかったよ。じゃあ中東に行ってく...
ようやく納得したらしいティムールは、トテトテとどこかへ駆...
&ref(バー.jpg);「あのアホが始祖だってことが、そこはかとな...
独り取り残されたバーブルは叩かれた尻をさすりつつ、そうポ...
***遊牧国家のすすめ外典 アフリカ編 [#ecd618b4]
&ref(ティム.jpg);「&size(20){バー君バー君、&ruby(我奇襲に...
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|&ref(Y2SS12.jpg);|
満面の笑みを浮かべて聞くティムールに、バーブルはさっと目...
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期待はずれの返答に、ティムールは頬をふくらませた。
&ref(バー.jpg);「だってほら、過剰拡大が発効したよ」
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&ref(ティム.jpg);「かじょうかくだい……なんだっけ？」
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予想通りの反応に、バーブルはひとつため息をつく。
&ref(バー.jpg);「それが君のアイデンティティなんだね。わか...
&ref(ティム.jpg);「例えば？」
&ref(バー.jpg);「そうだなあ……領土が細長かったりとか、後は...
&ref(ティム.jpg);「細長いっていうと～……アフリカだねっ、よ...
&ref(バー.jpg);「ティムたん激しく字が違う。いや、合ってる...
***遊牧国家のすすめ外典 バルカン編 [#s715b18c]
&ref(ティム.jpg);「&size(20){バー君バー君、''来た！ 見た...
異様にハイテンションなティムールが姿を現したのは、それか...
&ref(バー.jpg);「今度はカエサルのまねごとかい？ できれば...
|&ref(Y3SS13.jpg);|
&ref(ティム.jpg);「うん！ それでね、それでね、ティムたん...
&ref(バー.jpg);「どうしたんだい、藪から棒に」
&ref(ティム.jpg);「アフリカを征服してる時にねっ、オスマン...
オスマンと聞いて思い当たる節があったのか、バーブルはうん...
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&ref(ティム.jpg);「またかじょ～かくだいってやつ？」
&ref(バー.jpg);「過剰拡大の方は、北インドとアラビアが中核...
&ref(ティム.jpg);「こんなこともあろうかと、キャラックを１...
興奮気味に話すティムールに、バーブルはやれやれと首を振る。
&ref(バー.jpg);「たった１０隻じゃ、オスマンから制海権を取...
&ref(ティム.jpg);「でもでも、今ならオスマンの海軍はゼロだ...
ティムールは資料をテーブルに叩き付ける。バーブルはその報...
&ref(バー.jpg);「うわ、本当だ。この時期にバルカンを渡れる...
&ref(ティム.jpg);「は～い、いってきま～す☆」
ティムールはウィンク一つ残すと、風のように去っていった。
***遊牧国家のすすめ外典 ボヘミア編 [#k47dd900]
&ref(バー.jpg);「熱っ……僕は猫舌なんだけどなあ……」
ゆったりとした椅子に腰掛けて、バーブルがのんびりとチャイ...
&ref(ティム.jpg);「&size(20){''うえぇぇえ～ん、ばあぁくう...
これにはバーブルも驚いたようで、優雅な仕草で椅子から立ち...
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ティムールはそれ以上言葉を継げず、えぐえぐと泣きじゃくっ...
これでは埒があかないと見たバーブルは、ティムールの持つ資...
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その単語を出した瞬間、ティムールから強烈な負のオーラが発...
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バーブルは慰めるようにティムールの頭をなでさする。
だがティムールは不服だったのか、ギロリとバーブルを睨み付...
&ref(ティム.jpg);「ひどいよバー君。バー君もあいつらの肩を...
&ref(バー.jpg);「君の圧倒的な武力の前では、ＨＲＥも問題に...
&ref(ティム.jpg);「でも、あれだけ頑張ったのに戦果は雀の涙...
ここでティムールに匙を投げられては、世界征服のスケジュー...
計画に絶対の自信を持つバーブルは、どうにかティムールを焚...
&ref(バー.jpg);「君にしてはずいぶんと弱気だね。たかが回廊...
&ref(ティム.jpg);「回廊国家っていっても、欧州への回廊でし...
&ref(バー.jpg);「それは違うんじゃないかな。西欧諸国は大航...
&ref(ティム.jpg);「西欧を制すれば、世界を制するってこと？」
&ref(バー.jpg);「その通り。そしてボヘミアはその回廊の、そ...
その言葉に何か感じる所があったのか、ティムールの目が光を...
&ref(ティム.jpg);「征服……そうだね、バー君。私やる。二度と...
&ref(バー.jpg);「そ、その意気だよティムたん。内政は僕が見...
やり過ぎた、そう思ってももう遅い。バーブルは火の粉が自分...
&ref(ティム.jpg);「それじゃあわた……ティムたんもう征くね！...
ティムールは&ruby(マジカルステッキ){歩行杖};にまたがると...
&ref(バー.jpg);「&ruby(ティ○タム){チョコ菓子};のような名...
バーブルは椅子に深く腰掛けると、ティーカップの中身を飲み...
あれだけ熱かったチャイは、もうすっかりと冷めていた。
***遊牧国家のすすめ外典 反乱編 [#r392f264]
&ref(ティム.jpg);「バー君バー君」
ティムールがバーブルのもとへ戻ってきたのは、それからすぐ...
&ref(バー.jpg);「いったいどうしたんだい？ 今度はやけに早...
&ref(ティム.jpg);「君主がね……死んじゃった」
ティムールの差し出す報告書には、一つの訃報が記されていた。
|&ref(Y5SS17.jpg);|
&ref(バー.jpg);「継承権争いだね。遊牧国家の宿命ともいえる」
&ref(ティム.jpg);「うう、また反乱潰しだよ～……華がない上に...
&ref(バー.jpg);「こればっかりは仕方ないよ。征服した分だけ...
&ref(ティム.jpg);「征服した分だけ……ね。ときにバー君、征服...
ティムールはコロリと話を変える。あまりの唐突さに、バーブ...
&ref(バー.jpg);「過剰拡大ぎりぎりで、州の数を倍々に増やし...
&ref(ティム.jpg);「常識的に考えてさ、州の数を倍々で増やし...
&ref(バー.jpg);「その通りだね。君に常識を語られるのは甚だ...
まずい話の流れに向かっている。そう感じたバーブルは、煙に...
&ref(ティム.jpg);「しかも過剰拡大の発効を目安にするってこ...
&ref(バー.jpg);「そういうことになるね」
&ref(ティム.jpg);「バー君の嘘つきっ！ 反乱に困らなくなる...
&ref(バー.jpg);「拡大速度を調整したおかげで、軍備と反乱の...
&ref(ティム.jpg);「でも、でも……ううぅ～……」
悩み続けるティムールに、畳みかけるようにバーブルは迫った。
&ref(バー.jpg);「さあ、反乱を'''一掃'''するんだ。そして思...
&ref(ティム.jpg);「一掃……そうだよね、一つ一つ丁寧に潰そう...
ティムールの頭の中で変な回路が繋がったらしい。ポケットか...
&ref(バー.jpg);「ちょっと待ってティムたん。なんか嫌な予感...
&ref(ティム.jpg);「&size(20){必殺、'''禁断の棺！''' これ...
&ref(バー.jpg);「それは独ソ戦フラグじゃないか！」
&size(30){&color(red){''パパパパパウワー！ ドドン！''};};
|&ref(Y5SS27.jpg);|
&ref(ティム.jpg);「……ボヘミアが宣戦してきたね」
&ref(バー.jpg);「……そうみたいだね」
&ref(ティム.jpg);「どうしよう？」
&ref(バー.jpg);「とりあえず、ＨＲＥを解体しておこうか」
&ref(ティム.jpg);「そうだね」
白けきった二人の作戦会議は、ボヘミアを滅ぼすまで続いたと...
~
&ref(バー.jpg);「ところでティムたん。いったい僕たちは、い...
&ref(ティム.jpg);「いつまでだろうね。著者が某所のキャラク...
&ref(バー.jpg);「え……それじゃあ僕たち、ずっとこのままじゃ...
&ref(ティム.jpg);「う～ん、まだ望みはあるんじゃないかな。...
&ref(バー.jpg);「愛あんみたいに？」
&ref(ティム.jpg);「&size(20){''愛あんみたいに！''};」
&size(20){終われ};
[[遊牧国家のすすめ―DWティムールで世界征服]]
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