*No.1アッバース朝成立前 [#a7742e7a]

**大政奉還inマムルーク [#t574c5d4]
**クーデターinマムルーク [#t574c5d4]

ある日マムルーク朝政務官、ムウタスィム・イナルは頭を悩ましていた。
悩みの種は自国の周辺の情勢だった。

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|CENTER:周りは大国ばかり。特にティムールが不気味すぎる((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル|

西には一代で大帝国を築き上げたティムール、北にはバルカン半島に侵攻し存在感を日に日に強めているオスマン、西にはレコンキスタを掲げイスラムへの敵意をあらわにするイベリア諸国、と直接国境を接している国は少ないものの、マムルーク朝は事実上包囲されているような情勢だった。
特にティムール帝国は国境を接している上、異端であるシーア派を信仰しているため我が国を敵視し、突然交易禁止令を発してくるなどこれまで数々の挑発を行ってきていた。

ムウタスィムはこのような情勢の中、この国が生き残るためには、保護しているアッバース朝カリフを立て、アッバース朝としてスンニ派大連合を組み、異端や異教に対抗しなくてはならないと考えていたのである。

実は彼は政務官になる前まではアッバース朝カリフは名目上の統治者でよいと考えていた。しかし実際に政務官に登用されマムルーク朝のスルタンと初めて会ったとき、彼はその考えを捨て去った。
現スルタンは一言で言って無能だったのである。遠慮なく言わせて貰うと、ヴァカだったのである。
例えば今日なども、

「陛下、新しい政策の内容です。必ずお目を通されるよう。 ...陛下?」
(睡眠中)
「陛下!!」
「ハッ!え、ん、ああ、新しい武器の話か。どれどれ、今度はどこがどう強くなったのじゃ?データリンクは備えておるじゃろうな!あれを備えていないと3.5世代戦車とはいえんぞ!!」
「...陛下、これに目を通してください...(このミリタリーオタクめ...)」
「あぁ?政策か?そんなもの勝手にやればよかろう。ほれ、判子ならここにある。」
「...わかりました。しかし判子は陛下本人が押さないといけません。」
「めんどくさいのぉ...(ペタッ)」
「ありがとうございます」
「ほれ、用が済んだのならさっさと出て行け。ワシにはまだこのタミヤ1/48M1エイブラムズを組み上げるという重大な政務が残っておるのじゃからな!」
「...では失礼します。」

というやり取りがあった。
あのようなヴァカにこの国を任せてなどおれない、と彼は独自にアッバース朝カリフと接触したり、現スルタンの無能振りを秘密裏に宣伝したりとマムルーク朝全体をアッバース朝再興へと少しずつ進ましてきたのである。
しかし計画を実行に移すにはまだ時間が必要だった。
アッバース朝が再興すると、国内に激震が走るだろう。その激震で国が倒れてしまっては元も子もないので、もう少し国内が安定してからでないと計画を実行に移せなかったのである。
|#ref(今すぐアッバース朝になりたいよママン.jpg)|
|CENTER:アッバース朝になるには安定度2が必要|


[[ジハードの名の下に]]

TIME:"2010-05-23 (日) 16:46:05"

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