*MAP-MOD作成応用<基本> その2 [#od0ea425]

ここではMAP-MOD応用<基本>その1で製作したデータを
補強するための案内を行います。
まず、マップがきちんと新規追加されていることを前提に
進めますので注意して下さい。

なお、provinces.bmpに変更を加えるようなMOD作成を行う際は、Sakura氏によるマップ修正ガイド[[Mod Guide: Altering the Map:http://forum.paradoxplaza.com/forum/showthread.php?t=283735]]を一読しておくとよい。




**領土(プロヴァンス)の名称設定 [#od1f7527]
前項で領土を追加しても、名称その他は基本的に設定されていない。

&ref(MAP-Seisaku08.png); 

上の画像を見ても分かるとおり、領土IDの名前しか表示されない。
そこで、今度は領土の名前をつけることにしよう。

領土の名前はlocalisationフォルダの中にある
text.csvファイルで行うか、新規ファイルを設定するか
方法は二つある。今回は既にあるtext.csvファイルを
使ってみよう。


text.csvを開くと、中にはびっしりと情報が入っている。
その中に地名もあるので、そこを見てみよう。

	PROV1740;マルキーズ諸島;;;;;;;;;;;;;x
	PROV1741;ティキ盆地;;;;;;;;;;;;;x
	ADA;アダル;;;;;;;;;;;;;x
	ADE;イエメン;;;;;;;;;;;;;x

日本語版text.csvの場合、このように表記されている。
ちょうど領土名と国名の間を今は表示している。
ここに領土ID1802から1806の名前を追加してみよ。

	PROV1740;マルキーズ諸島;;;;;;;;;;;;;x
	PROV1741;ティキ盆地;;;;;;;;;;;;;x
	PROV1802;九戸;;;;;;;;;;;;;x
	PROV1803;北奥羽;;;;;;;;;;;;;x	
	PROV1804;北出羽;;;;;;;;;;;;;x
	PROV1805;南奥羽;;;;;;;;;;;;;x
	PROV1806;駿河;;;;;;;;;;;;;x
	ADA;アダル;;;;;;;;;;;;;x
	ADE;イエメン;;;;;;;;;;;;;x

このように入れると、プロヴァンスの名前が指定したように
表示されるようになる。

&ref(MAP-Seisaku09.png); 

上手く設定されれば上記のように表示される。



**マップ拡大表示名 [#pe36f856]
通常マップを拡大すると名前が大きく表示されるが
新規に追加した場合だと、領土IDしか表示されない。

&ref(MAP-Seisaku10.png); 

この表示はtext.csvとは別に管理されているので
別にデータを処理しなければならない。
方法は二つ、maptext.csvを書き換えるか。
新規にファイルを作るかである。
しかし前者はあまりオススメできない。
文字コードが日本とは違うため、表示がおかしくなるからだ。

	文字コードとは文字の種類のことである
	日本語とドイツが違うように種類が異なる場合
	読めなくなる場合が多い。
	その場合、エンコート、つまり文字種類を変更
	する必要があるが、その説明だけで1ページを
	使い切ってしまうので、興味のある人は
	個別に検索して調べてもらいたい。

そこで、新規にファイルを制作して、そこにデータを
入れるのが好ましい。
新規ファイル名は何でも構わないが、例えに「Tuika_map.txt」
を作ってみよう。

  ↓次に製作したTuika_map.txtを開き、次の命令文を入れる。

	MPROV1802;Kunohe;;;;;;;;;;;;;x
	MPROV1803;KitaMutu;;;;;;;;;;;;;x
	MPROV1804;KitaDewa;;;;;;;;;;;;;x
	MPROV1805;MinamiMutu;;;;;;;;;;;;;x
	MPROV1806;Suruga;;;;;;;;;;;;;x

これで領土ID1802から1806の地名表示は終了である。
なお、注意しないといけないのは、日本語版でもこの命令は
かならず英語で表記しなければならない点だ。
なぜなら、日本語は全く表示できずバグるからである。
日本語の地名の場合はローマ字で入力しよう。

**positions.txt [#d3bf1797]
マップの各プロヴィンス上に表示される都市やユニット画像、およびプロヴィンス名称が表示される位置の設定をおこなうファイルである。
&ref(MAP-Seisaku11.png); 

設定を間違えると全く動かなくなるので危険なファイルだが、実は「何も設定しない」という方法が残されている。
初心者でエックスもワイ軸も分からない。という人はとりあえず「何も設定しない」というデータを入れて様子を見てみると良いだろう。
上手く設定されればこのように表示される。

	# Kunohe
	1802 = { 
	} 
**最後 [#w7fa78b2]

何も設定されていないファイル。ゲーム的には港設定が無いので出港などが出来なくなるが、陸上における兵の移動などはできる。ただマップ追加を見るためだけなら問題ないだろう。
応用(基本編)は、これで終りである。
もっと設定する必要があるんじゃない?という声もあるだろう。だが
情報は、あくまでも必要最小限、つまり新領土の分割製作のみにとどめた。
設定は幾らでも細かくできる上、すべての説明をするのは困難である。
各項目に関しては、詳細に説明するページがwikiにあるので
(一部無い場合もあるが、ご了承願いたい)それを見て対応して欲しい。
また、MODを製作していくうちにスキルを自然に身につけ
どんどん作れるようになっていくだろう。
そうして製作された世界はあらたなるEU3ファンの活力、動力となるに
違いない。貴方の歴史がうまれんことを。


**region.txt&continent.txt [#r73140ba]
地域ファイル、それぞれにあった地域にID番号を入れる。
これについては、特に問題は無いだろう。

	japanese_region = {
	1012 1013 1014 1016 1017 1018 1019
	1020 1021 1022 1023 1024 1025 1026 1027 
	1028 1029 1030 1031 1782 1783 1784 1785 
	1786 1787 1788 1789 1790 1791 1802 1803 1804 1805 1806
	}

**provinces.bmp [#n4362fd4]

***画像データを開く [#vbf6e7bd]
マップを追加するさいには、基本的にこの画像データを処理する必要がある。まず、画像データを開いてみよう。 

&ref(MAP-Seisaku01.png); 

画像は上下左右が逆で記録されている。作業のさいには一時的に戻し作業しよう。
だた、記録する時は必ず元のように上下左右に記録すること

***領土色を塗ろう [#s8599ac9]
領土(プロヴァンス)は、色で指定されている。
つまり色を塗るだけで良い。ただし色は予め指定しなければいけない。
色は同じmapフォルダにあるdefinition.csvを参照しよう。

今回は基本編なので、予めEU3にデフォルトで指定されていた
色を元に作成してみる。
EU3ではデフォルトで百以上の開きスロットルがある、それを使うのが良いだろう。

&ref(MAP-Seisaku02.png);

色を設定する際には、必ず definition.csvデータに記載されたのと同じ色であることを確かめよう。基本的には数値を入れれば同じ色が出るはずなので、見比べながらやるとよい。

&ref(MAP-Seisaku06.png); 

**最後に画像データを元に戻す [#vfca2ce2]
しつこい様だが、何度いっても間違えてしまう「うっかり屋さん」のために書き記す。
&ref(MAP-Seisaku04.png);
必ず画像データは初期のように上下左右反転してから記録するように。

**成功&失敗 [#k5e5b3bb]

設定に失敗した場合は、指定した領土がまるまる消失する
※ゲームに出てこなくなる。

&ref(MAP-Seisaku05.png); 

-予想される失敗例
--領土色が設定されてなかった
(適当な色を入れてしまった)
--default.mapの最大領土数を設定し忘れた
もしくは少なく設定してしまった
(最大1800なのにID1801まで入れてしまった等)

&ref(MAP-Seisaku07.png); 

設定が正しく行われた場合、上のように分割される。

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