[[プレイレポ]]
*レコンキスタは終わらない [#w5db10d3]
**はじめに [#w57ff123]
グラナダのAARが無かったので。
遊牧国家のすすめの時と同様に、どこかから電波を受け取って書いてみました。
目標はグラナダが生き延びる目処を付けること、その定石を探すことの2点です。
グラナダプレイ時の参考にしていただければ幸いです。
**プレイ環境 [#pcb901b3]
バージョン DW5.1
開始年次 1399年10月14日
難易度・好戦性ほか 全て標準
幸運 ランダム
開始国家 グラナダ
作者 遊牧民(仮)
**生存戦略しましょうか [#h4e67792]
さて、始まりましたグラナダプレイ。数日後にはカスティーリャが9割9分宣戦布告してきます。
まず最初にすることは……なけなしの外交官を使って、&color(red){&size(20){ポルトガル};};(実質はイギリス)への宣戦布告。
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別にトチ狂ったわけじゃありません。ちょっとゲームの穴を突くだけです。
皆さんも経験がおありでしょう。併合しようと目論んでいた国の一部が、他の国に占領されていたら……。
そう、併合できません。
というわけで、異教徒共にグラナダの国土を蹂躙させます。
初期配置の兵は解体したり動かしたりしない方が良いでしょう。
というのも、下手に動かすとイギリス軍に全土占領されて&color(red){&size(20){一発併合};};食らったり、カスティーリャに以下略されるためです。
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カスティーリャにアルメリアとグラナダを占領された所で、ジブラルタルを包囲するのはポルトガル。
この段階でイングランドが和平を申し入れてきました。資金支払いだけの破格の条件。
慌てずウィンドウを脇に避けて、時間を進めます。
するとジブラルタルが陥落、スペインがアルメリアの割譲で強制和平を要求します。
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ここで和平提案をクリック。先の条件でイギリスとの和平が成立し、グラナダは5年間の猶予を得ました。
いやね、本当はこんな手じゃなくて真っ当に勝ちたかったんですが……無理でした。
**失敗談1 [#ob801780]
最初にやってみたのは、サルディーニャの併合による避難所形成。
カスティーリャの主力は必ずと言っていいほどラ・マンチャからグラナダへ向かうので、その隙をついた機動です。
国策を軍事演習に変更したら、最初の2個連隊をアルメリア→ムルシアのコースで移動させ、艦隊はコグだけ分離させて出航。
ガレー3隻を囮にしてコグがバレンシア湾まで逃げ切り、そこで君主付き1個連隊を乗船させます。
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(もう一つの連隊は、ムルシアで作成中の兵士を潰すため)
西地中海にコグが到着したら、サルディーニャへと宣戦布告。
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この時点でサルディーニャには士気の低い1個連隊が存在し、2個目の連隊が作成中のはずです。
上陸したらコグを同盟国の港へ撤退させ、勝利を祈りましょう。
野戦に勝ってしまえば後は降伏を待つだけ。グラナダは防衛主義MAXなので、先にサルディーニャが落ちるはずです。
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ところがサルディーニャを併合しても、運命は変えられない模様。
カステラ様はやっとのことで見つけた新天地へも上陸・占領、結局一発併合されてしまいます。
**失敗談2 [#v8bf57f5]
次の作戦はガチンコ勝負。英語版WIKIにあった方法の改良です。
グラナダへ殺到するカスティーリャ軍を尻目に、アルメリアで傭兵を作成。
初期の軍もアルメリアへ移動させます。そのまま全軍を敵首都トレドへと移動
こちらの主力が残っているとAIは兵を分散させないため、アルメリアやジブラルタルは包囲されず、しばらく保ちます。
しばらく静かな戦いが続き……&size(20){トレド陥落};!
防衛主義のためか、攻城合戦ならグラナダに分があるようです。
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ところが、首都が落ちたにもかかわらずカスティーリャは和平してくれません。
それどころか、更に兵を増産する始末。手を尽くしてみたものの、数に押されて主力が敗走、そのまま併合の流れでした。
他にも少数の兵で逃げ回ったり色々やってみましたが、どれも空振り。
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私のプレイスキルでは、和平交渉に細工をするのが限界と結論づけました。
なお和平に関してですが、AIの交渉提案の順番によって、色々パターンが分かれる模様。
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上の図のようにカスティーリャ→イギリスの順番で和平すると、どうにか生き残れます。
逆にイギリスが先に和平すると、カスティーリャが戦争継続して併合フラグ。
イギリスとカスティーリャが同時に和平打診した場合は……こんな感じになります。
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領土は保全したものの、賠償金2重取りで財政が破綻という……。
**三十六計なんとやら [#r333b252]
さて、本編へ戻ります。
どうにか5年の猶予を得たグラナダですが、何もしなければ確実に滅びます。
カスティーリャの手が届かない新天地が必要です。
カスティーリャには見えておらず、グラナダから見えており、なおかつ取りやすい場所……。
みんな大好き、エチオピアが妥当ですね。VicでもHoIでも定番です。
しかも今AARでは、ご丁寧にも旧アダル領を奪ってくれています。
兵力は歩兵八千の模様。
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マムルーク朝の通行許可を取ると、収入全てを国庫につぎ込み、エチオピア戦への部隊を作ります。
輸送は前大戦を生き残ったコグが担ってくれます。(ガレー3隻を生け贄に捧げ、同盟国の港へ逃走)
同時に金策として、宮廷顧問を作っては売りさばきます。
そして1404年、エチオピアに宣戦布告。
敵兵は騎兵パワーで蹂躙します。
有利な地形と戦力にもかかわらず、技術差からかエチオピア軍は敗走。追撃に移ります。
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1406年
主力を全滅させると諦めたのか、エチオピアは旧アダル領であるゼイラ・ハウドの割譲を認めました。
イスラム教地域が手に入ったのは僥倖です。
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すぐさま金食い虫の騎兵を解体。同時に国の焦点をハウドへ移動します。
これは反乱対策ですが、収入重視ならグラナダに残しておくべきでしょう。
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とはいえこの2州、同宗教とはいえ異文化・海外扱いで暴動発生率も高く、収入は&color(red){&size(20){ゼロ};};なのですが……。
なお、スライダーは海軍主義へと動かしています。将来の植民を見越して。
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ここでカスティーリャがリトアニアと同君連合のお知らせ。
一見カスティーリャの強大化に見えますが、なにぶん遠隔の地。
その上東欧のごたごたに引きずり込まれたようで、グラナダにはグッドニュースでした。
1407年
国策を軍事演習に切り替えます。少しでも陸軍維持費を減らしたいので。
金策がしたいところですが、そもそもグラナダには交易で勝てる競争力も、国立銀行で得られるだけの収入もありません。
このため芸術の守護者で人身売買するか、軍事演習で反乱鎮圧部隊を値切るのが有効でしょう。
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**延命を目指して [#j98feb57]
さて、ここからしばらく時間が飛びます。カスティーリャが攻撃してこなかったもので。
東欧でチュートンと激戦を繰り広げているらしく、グラナダ侵攻の余裕は無いとのこと。
1422年
ついに、ようやく、お待ちかねのカスティーリャからの宣戦布告。
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もちろん本土は&color(red){&size(20){ノーガード};};です。厭戦が激しく上がり、収入はゼロになりますが我慢の子。
カスティーリャにレコンキスタ完遂の栄誉など与えません。
モロッコから戦費の援助が飛んできて、幸いにも破産は免れます。
しばらくすると、カスティーリャの同盟国から痛み分けの要請が飛んできました。
とはいえカスティーリャ本体はやる気が別格。
カスティーリャが和平の使者を寄越してきたのは、1425年を過ぎてからでした。
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有り金全部を持って行かれるのは困りますが、反乱で滅亡するよりはマシです。
仕方なく和平を結びました。
ついでに、エチオピアの占領地で地方の慣習の支持を決定します。
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同地域の税収がマイナスされますが、どうせ税収0なので関係ありません。
船もないので関税も0ですし。
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しばらくして、商人からお金を貰います。泣いて喜んでハウドにお城を築きました。
ゼイラには建てません。カスティーリャに首都を割譲する際、一度アダルに明け渡して取り返す予定があるからです。
1440年
君主が死去し、摂政評議会の統治となりました。
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正当性がごりごり下がるため、大元帥を雇った上で諸国と婚姻を結びます。
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カスティーリャはイギリスとの争いが激しいようで、こちらに来る気配はありません。
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1449年、新君主が成人するまで、グラナダは何事もなく無事に過ごせました。(官僚の人身売買は行いましたが)
**そしてインド洋へ [#rc99ac8e]
1455年
来年にはアダルが中核になるという時、ハウドで反乱イベントが発生しました。
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ゼイラを一度アダルへ返すため、あえて反乱を起こします。
しかし、上手く動いてくれません。
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ソマリが同族文化になった頃、ソマリのナショナリストはなぜかアウドのベルベラに侵攻。
仕方がないので、お金を貯めて首都を移転する方向にシフトします。
兵を2個連隊残して解雇して、資金を国庫に注ぎ込むと、得られる資金は年37ダカット。
人身売買を考えないなら、首都移転の費用までに20年。
インフレ率20%を越える計算ですが、仕方ありません。
幸いにもカスティーリャは北アフリカ制覇に忙しくて、グラナダは眼中にないようです。
しかも1464年にはフランスに叩かれて、ガリシアを手放しています。
あとティムールがやたら伸びているのは、筆者の魂が乗り移ったとしか思えません。
しかし、あまり伸びると&color(red){&size(20){グラナダの危機};};なので、やめていただきたい。こっちくんな。
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そして1474年10月、グラナダは14.7%のインフレ率と引き替えに、ついに1000ダカットの資金を手に入れます。
この間、インフレ率マイナス3の神イベントが2度発生しています。
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神はグラナダを見捨ててはいなかった。
ですが慌ててはいけません。植民資金を得るために、もうしばらく時間を流します。
この間に国策は植民地探検へと切り替えておきます。
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首都を移転すると、さっそくグラナダを&color(red){&size(20){ポルトガル};};に無料で売りつけます。
|&ref(GSS29.jpg);|
デンマークが参入している北アフリカ争奪戦といい、イベリア周辺の混乱はしばらく続くでしょう。
これでカスティーリャから狙われる心配はなくなりました。
もはやグラナダはカスティーリャの小銭ではないのです。
周辺国との関係は良好。手元には僅かばかりの資金。目の前にはアフリカとインド洋の入植地が広がっています。
最大の危機を脱したグラナダには、明るい未来が待っていることでしょう。
というわけでカスティーリャの狂犬っぷりに助けられた本AARは、一旦ここで終了とします。
後はマンスターや琉球プレイとそう変わらないので。とはいえ、交易力の無さに泣きそうですが……。
**ご感想、ご意見、ご要望等ございましたら [#w0649165]
- なんというノーガード戦法・・・。 -- &new{2012-04-18 (水) 23:19:16};
- 今思いつきましたが……エチオピア征服時の兵力で、エチオピアそのものとアダル・スワヒリ・ムタパも属国化すれば、資金には困らないかも。BBRと要相談。 -- 遊牧民 &new{2012-04-18 (水) 23:32:29};
- 生き延びる定石がこれって、なんという不遇国家。既にグラナダですらないし。何はともあれお疲れさまでした。ティムールわろた -- &new{2012-04-18 (水) 23:36:51};
- ありがとうございます。カステラ騎兵が強すぎて、私ではガード不能でした。エンドレス1399怖い。ディシジョンのスペイン統一国家建国を眺めて悦に入りつつ、亡命政府ごっこが出来るかと思います。WW2の自由フランスみたいに。 -- 遊牧民 &new{2012-04-19 (木) 00:08:50};
- コレはすごい -- &new{2012-04-19 (木) 01:21:39};
- まるでヴァンダル族ですなw・・・面白かったです。 -- &new{2012-04-20 (金) 18:29:03};
- イベリア半島の領土を捨てたら、レコンキスタが終わるような気がする。 -- &new{2012-04-20 (金) 18:54:21};
- 本当だ……何でイベリア放棄したんでしょう。まあ後で取り返せばタイトル通りになります。グラナダの戦いはまだまだ続くって感じで……。あとそもそもアンダルシアの語源のアル・アンダルスは、ヴァンダル人の土地って意味らしいですよ。 -- 遊牧民 &new{2012-04-20 (金) 19:30:41};
- 俺は開幕傭兵で何とかしたよ。フランス様すら食い荒らせたぜ! -- &new{2012-04-21 (土) 18:40:43};
- それは是非AARで! 英語版WIKIにある正攻法だとは思うのですが、こちらの兵が調う頃にはカスティーリャ騎兵が八千越えてたり、強襲直後狙っても厳しかったので。今回は確実性を取ってみました。 -- 遊牧民 &new{2012-04-21 (土) 22:10:00};
- ローマ帝国だってバルカンに逝ったあともローマ名乗ってたから大丈夫(震え声) -- &new{2012-07-19 (木) 13:47:19};
- eu3がでますか? -- &new{2012-10-15 (月) 08:03:17};
- サルディーニャを、占領したままだと、戦勝点99止まりで、しかも他国でカステラは来ないからなんとかなるよ -- &new{2012-10-17 (水) 09:24:42};
- ただ、アラゴンやサボイ他も狙ってるから、即宣戦されそうだけどw -- &new{2012-10-17 (水) 09:25:27};
- あと、グラナダ売るならやはりカステラ。コアあれば、持ち金はたいて買ってくれる。嫌がらせしたいのは分かるがw -- &new{2012-10-17 (水) 09:27:02};
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