[[モンゴル再興 ~DWモンゴル汗国で世界帝国~]] *現状分析 1493年 [#jb7b9256] |&ref(mongo42.jpg);| |華北、カザフスタン方面は完全に非中核州。長丁場になりそうだ| 長期の忍耐が必要になってしまった武の王、イェスン・カーンであったが、 長年の宿敵であり最大の不安要素であった明を半分崩壊させた事実は大きい。 明の人的資源を吸収しモンゴルの兵は9万に膨れ上がり、一報明の兵は5万を切るようになった。 今回は過剰拡大のせいで引き揚げたが、これからの戦いはよほどのことがなければ数的に負けることはないだろう。 さらに中核州が増えてくれば、収入も増えてくるはずだが、今の最大の問題は経済面だった。 **赤字国家モンゴル [#pc6d5de6] 以前に述べたように、遊牧民国家は他国と比較して約2倍の兵を扶養できる。 しかし給料は-25%しか減ってくれない。 さらに収入が少ない地域が多いので、必然他の定住民族に比べ経済的には切迫したものになる。 しかも統治技術も低い為、国策の銀行も取れない、税務署も立てられない、そもそも遊牧民の政体は技術費用+50%のペナルティーがつく。 その上インフレ、国土の拡大が重なり、破滅的に技術成長が遅くなっている。 一応収入総額は年間1000Dを超え、世界でも5本の指に入るほどとなっているのだが、全然豊かになった気がしない。 |&ref(mongo43.jpg);| |インフレ30%超。危険水域はとっくの昔に超えている| *パックス・モンゴリカ 1497年 [#oefe7d62] しかし、西のカザフスタンはこちらの戦力を恐れてか、あれ以来宣戦布告の気配がない。 南西のティムールもモンゴルどころではなく、南の明、東の朝鮮、満州はことごとくモンゴルに朝貢をしている。 つまり今モンゴルは周辺に戦うべき国がなくなっていた。 西欧化を目指して政策の制限を突破したせいであちこちで頻発する反乱軍を除けは、モンゴル始まって以来の平和な時だ。 本当はどんどん拡張したいところだが、現時点ですでに過剰拡大状態なので、中核州が50%を超えるまで我慢の一手しかない。 **戦争大好き遊牧民 [#u2355521] しかし、3度の飯より略奪が大好きな戦闘民族、我らがモンゴル民族が南京の茶廊で茶をすすり30年待つなどできるはずもなかった。 10年もたたないうちにあちこちから不満の声が出始める。 |&ref(mongo44.jpg);| |たった5年戦争しないだけで…どんだけ血の気が多いんだお前らは。| まあとは言っても所詮は反乱軍。 勇猛をもって鳴る蒙古軍の敵ではない。 軽くつぶせばいいだけだ。 |&ref(mongo45.jpg);| |なぜか後継者のほうが死ぬ反乱イベント。謎すぎる| まさかの事態。 どうやらモンゴルでは戦争をしないことは暗君だということらしい。 後継者が死ぬか反乱軍が起こるかのより厳しい2択が迫られる。 元々遊牧民という名の戦闘民族のライフスタイルには、定期的な略奪があることが前提になっている。 それが止められては生活がおぼつかないということだろう。 定住民では及びもつかない発想である。 …。 後継者が死ぬか反乱軍が起こる…か。 そういえばうちの後継者は今いち出来が良くなかった… ハーンもまだ若い。ここはひとつ… 数日後、後継者は処刑され、すぐさま次の後継者が宣言された。 どうも遊牧民の後継者は絶えたことがない。 もしやこれを繰り返せば…!? *カザフスタン再遠征 1498年 [#mee2bb0c] とはいえこんな事を繰り返していってはいつ国が崩壊するか分かったものではない。 また、西欧化を目指すといっても、まだわがモンゴルは十分に高いイスラム技術をもった国とすら接していないのだ。 やはり西に向かっていくしかないだろう。 まずはカザフスタンを完全に制圧し、西をさらに伺うという戦略を取る。 武に愛された王、イェスン・カーンの真骨頂を見せる時だ。 カザフスタンに宣戦すると、すぐさまシビーリ、キプチャク・ハン国が結束しモンゴルに対抗する。 中央アジアでの覇権をめぐる戦いの火ぶたが切って落とされる。 …とはいえできる限りゆっくり領土を広げつつ戦わないといけない。 過剰拡大の足かせが憎らしい。 |&ref(mongo46.jpg);| |もはや3国相手でも引けを取らないまでに強大化したモンゴル汗国| **カザフスタン崩壊 1507年 [#je2aafb5] 盟主キプチャク・ハン国はあいも変わらず東欧諸国と激戦中で、こちらに兵を向ける余裕がない。 こちらも中国に反乱鎮圧の軍を残しての戦いであったが、戦いはモンゴル軍の圧倒的勝利に終わった。 しかし過剰拡大の件もあるので、まずはいったんカザフスタンの土地の半分を奪取し、講和した。 *思わぬチャンス 1512年 [#fcbd6b60] すると、最北のシベリアの地に、東欧技術を持つ洲が突如誕生したとの報が入る。 最北の地イドナカルの地でギリシャ正教の反乱が発生、結果偶然にもトヴェリ公爵領の飛び地が誕生したのだ。 トヴェリは先の戦いでキプチャクの属国となっている。 今しばらくは存続するだろう。さらにわれらがモンゴル領とは目と鼻の先。 これ幸いと西進を再開する。 まずは西欧化に着手する条件を整えなければ。 |&ref(mongo48.jpg);| |技術を教えてもらいにいざ北へ!| ----- [[モンゴル再興 ~DWモンゴル汗国で世界帝国~]]へ戻る [[モンゴル再興(13)]]へ進む [[モンゴル再興(14)]]へ進む TIME:"2012-08-09 (木) 01:26:33"