[[プレイレポ/神よ女王を護り賜え]]

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|CENTER:ステュアート朝イングランド王フィリップ1世の肖像|

1453年は歴史の転換点だった。
東ヨーロッパではトルコがローマ帝国を滅ぼし、コンスタンチノーポリに入城した。
西ヨーロッパでは百年間続いたイングランドとフランスの戦争が終結する。


*現状を確認しよう。 [#wc62ae20]

今回は1453年10月からゲームを始める。
ビザンツはすでに滅亡し、百年戦争は講和をむかえている。

さて、われらがイングランドはどのような状況だろうか。

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イングランドはブリテン島南部を支配している。
隣国スコットランドとは当分ことを構えたくないので、とりあえず婚姻しておこう。
隣のアイルランドにも少し領土をもっている。ここには弱小国家がひしめいている。とりあえず彼らに独立保障をかけ、現状維持をはかっておく。
また、百年戦争によってイングランドは大陸領土をほぼ失ったが、例外としてカレー州を維持している。
ここはフランスとブルゴーニュが領有主張しているので、維持しているだけでこの二カ国から定期的に戦争をふっかけられる。
彼らと争うのが嫌ならどちらかに譲ってしまえばよいのだが、このAARではカレーを維持する方向でいく。

王朝を確認してみよう。
イングランドの王朝には、現在のところ、後継者がいない。
史実ではこの直後にランカシャー家とヨーク家による内乱が勃発するのだが(「薔薇戦争」)、それを表現しているのだろう。

NIは「大憲章」を選択済みだ。これは国内の反乱リスクを-1してくれる。
これはもちろん、13世紀の土地無し王ジョンの頃のマグナカルタを表現しているんだね。
数年後には統治技術があがってあたらしいNIを選択できるようになるだろう。
そのときは、もちろん、植民地をもとめて「新世界への探索」を選択することになるだろう。

スライダーは、地方分権、貴族、農奴制にやや寄っている典型的な封建君主制国家だ。
とりあえず最初は海軍マックスを目指すことにする。入植者が増え、海軍費用が安くなるから。
保守か革新かのスライダーも結構重要なのだが、イベントでどちらか迫られたときは保守を選択した。
保守にすれば安定度コストが安くなるだけでなく、入植者が増えるからだ。

最後に軍隊について触れておこう。
イングランドの陸軍は騎兵1000に歩兵7000とかなり脆弱だ。彼らが百年戦争に負けた理由も分かる。
しかし海軍についてはキャラック29隻を擁しており、海軍許容数にもまだ空きがある。
スペインとポルトガルを除けば、ヨーロッパでイングランドに対抗できる海軍をもつ国はない。


*スチュアート朝成立 [#g7f23051]

時計をすすめよう。

xxx

うん、残念なお知らせがある。
いきなり王朝が断絶した。
後継者がいないまま君主が死んだんだ。

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|CENTER:フィリップ1世即位。スチュアート朝成立。|

イングランドはスコットランドと婚姻していたので、スコットランドのスチュアート家の者が王位を継承した。
幸いなことに、同君連合ではない。(スコットランドの君主を見ると4歳の子供で、摂政つきだった。)
とりあえずプランタジネット家の娘と結婚した婿養子あたりがイングランド王になったんだと思う。

フィリップ1世はなかなか優秀で、その四半世紀ほどの治世の内にさまざまな事業を行った。
フィリップ1世はなかなか優秀で、その半世紀ほどの治世の内にさまざまな事業を行った。

まず海軍を増強して、フランスとかブルゴーニュのキャラックを各地で打ち負かした。
それから探検家を雇って、アフリカ航路では喜望峰まで到達し、大西洋方面ではアイスランドとハドソン湾を発見した。
いまの海軍技術では新大陸やアフリカ大陸に植民地をつくることはできないが((1453年シナリオでは海軍技術は8からスタートする。植民可能距離は130。NIによって+50。アドバイザーを雇えば+5~30。海軍技術が1あがるごとに、植民可能距離はほぼ10ずつ増えていく。イングランドから新大陸orアフリカ大陸までの距離は210強だ。アドバイザーはそうそう雇えないので、海軍技術を3から4は上げる必要がある。というわけで、15世紀後半まで、これらの空白地には入植者をおくれない仕様になっている。))、アイスランドとカナリア諸島は入植可能だったので、ここを領有しておいた。
リューベックとアントウェルペンにイングランド商人を送り込んだ。
アントウェルペンはブルゴーニュの陰謀で度々貿易禁止措置をくらったが、リューベックのハンザ同盟は好意的で、魚の独占貿易の協定を結んだりもした((ランダムイベント。ところがこれは一長一短で、生産効率は上がるものの、貿易効率にペナルティをもらう。))。
フランスとはカレーをめぐってしょっちゅう戦争になった。ローマ教皇庁の後見人になったので、教皇に頼んでフランス王を破門してもらった。
初期の海軍技術では新大陸やアフリカ大陸に植民地をつくることはできないが、アイスランドとカナリア諸島は入植可能だったので、ここを領有しておいた。
また、リューベックとアントウェルペンにイングランド商人を送り込んだ。
アントウェルペンはブルゴーニュの陰謀で度々貿易禁止措置をくらったが、リューベックのハンザ同盟は好意的で、魚の独占貿易の協定を結んだりもした((ところがこれは一長一短で、生産効率は上がるものの、貿易効率にペナルティをもらう。))。
フランスとはカレーをめぐってしょっちゅう戦争になった。ローマ教皇庁の後見人になったので、教皇に頼んでフランス王を破門してもらった。フランス王は泣いて教皇に赦免を請うたという。

イングランドはとくに海軍技術に力を注いだ。
1453年シナリオでは海軍技術は8からスタートする。この技術では新大陸やアフリカ大陸に入植できない。
まずは海軍技術をあげ、NIで「新世界の探索」をとり(入植可能距離が大幅に増加する)、アドバイザーとして探検家(同じく、入植可能距離が増大する)を雇う。
地理的に新大陸に近いポルトガルがアンデル諸島やアメリカ東海岸に入植するのを見ながら、ようやく16世紀はじめにはイングランドも新大陸に入植者をおくることができた。

アフリカ大陸ではカナリア諸島を拠点にして、コンキスタドールをおくってコンゴを征服する。

TIME:"2013-06-26 (水) 15:03:35"

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