MAP作成はMODの中でも一番気を使わなければならない なぜなら、うまく設定しないとゲームそのものが起動しなくなるからだ。 そこで、どのファイルがどういう意味を持つか説明してみよう。
なお、provinces.bmpに変更を加えるようなMOD作成を行う際は、Sakura氏によるマップ修正ガイドMod Guide: Altering the Mapを一読しておくとよい。
ゲームMAP生成時の記録。無ければ無いでゲーム起動時に勝手につくるので作成する必要は無い。 またMOD作成時に同封して配布する必要も無い。
各種テクスチャやマップカラーなどのマップ画像表示関連の設定ファイルが入っている。 プロヴィンス追加や地形変更を行う場合には、必要に応じて以下のファイルもあわせて修正する。
※MAPの変更を行ったMODでは、基本的に以下のファイルは、設定変更の如何に関わらず一式同封する必要があります。 ※注意:各画像データは設定しなくても構わないがMODに同封しないとエラーになるので気をつけよう。 ※mymod.modでmap=extend/replaceをしている場合だけです、念の為。
1026;1031;sea;1387;Mutsu-Hokkaidoこのデータでは、陸奥(ID:1026)と蝦夷(ID:1031)が海(ID:1387)を隔てて移動できるようになる。
province;red;green;blue; 1;128;34;64;Stockholm
マップの各プロヴィンス上に表示される都市やユニット画像、およびプロヴィンス名称が表示される位置の設定をおこなうファイルである。 設定を間違えると全く動かなくなる場合があるので注意。
# Stockholm
1 = {
city = {
x = 1016.900024
y = 622.900024
}
※都市の位置、設定しない場合
自動的に設定した領内の中央に表示される
unit = {
x = 1013.000000
y = 627.000000
}
※領内で留まる軍隊ユニットの位置、設定しない場合
自動的に設定した領内の中央に表示される
port = {
x = 1017.400024
y = 627.099976
}
※港の位置。港という性質上配置は領外の海で
行う(陸上に設置すると大陸画像に埋まる)
また、必ずしも領内に触れておく必要は無く
海のど真ん中に置くことも可能である。
設定しない場合、港は存在しくなる。
(船が寄航できなくなる)
port_rotation = 2.617195
※港画像の回転率。港を回転させて海に面するように
設定を行うためのもの。こだわりが無ければ
設定しなくても良い(港の向きで寄航出来ないという事は無い)
設定しない場合、港は画面正面を向く。
manufactory = {
x = 1015.000000
y = 625.000000
}
※マニフィクチャの位置。設定しない場合
自動的に設定した領内の中央に表示される
text_position = {
x = 1012.799988
y = 624.099976
}
※マップを拡大したさいの、領土名の表示位置
設定しない場合、自動的に領内の中央に表示される
text_rotation = 5.148721
※マップを拡大したさいの、領土名の表示回転率
縦に細長い国の地名などでは、ここで文字を回転させて
表示させることが出来る。
設定しない場合、通常の横一列表示になる。
text_scale = 1.000000
※マップを拡大したさいの、領土名の拡大率
領土の大きさによっては、文字を小さくしたり
大きくしたりする必要がある。そのための設定。
設定しない場合、通常の1倍率になる。
}
※x軸とY軸の説明
X軸…横異動 数が多くなるほど右による
Y軸…上下移動 数が多くなるほど上による
1は、だいたい港一つ分の長さと思えば間違い無い。
(正確には港画像より、やや短い)
※補足 なお、中のデータを全く設定しなくてもマップ画面上では特に支障が無い(ただし港は存在しない) まず最初に領土を追加したい場合のみは何もデータを入れないで記録するという方法をとるのもよいだろう。
# Stockholm
1 = {
}
中に何もデータを入れなかった場合の、領土ID1(ストックホルム)のデータ
表示例:PROV1785なお、maptext.csvファイルは日本語版でも英語しか受け付けないので、かならず英語(日本の地名ならローマ字で)入力しよう。
設定例(頭のMに注意) MPROV1;Stockholm;;;;;;;;;;;;;x