EU3 Heir to the Throne†
In Nomineに次ぐEU3の拡張パック「Heir to the Throne」は2009/12に発売予定です。
発表時情報†
- Casus Belli のシステムを改良し、戦争の目的が多様化する。
- 君主は王朝に所属するようになり、外交の仕方にも影響するようになる。
- 神聖ローマ帝国や教皇庁の機能を強化。
- 共和政国家は新たな外交行動が可能に。
- プロヴィンスに重点投資して成長させられる
- Permanent Terra Incognitaを廃止し、通行不可地域に変更する。
- 文化伝統値のルールを追加する(戦闘伝統値が将軍を生むように、文化伝統値は宮廷顧問を生む) 。
- 「影響圏」の仕組みを導入し、列強間の外交戦を再現。
- 海賊の仕組みを改良。私掠許可状で敵国に嫌がらせを!
- 君主は臣民を納得させるために「正統性」が必要になる。
- 他にもたくさんの改良点。
Dev Diary 1†
以下は公式フォーラム投稿の要約です。
- 大義名分(Casus Belli)は数種類に分別されるようになった。
- 大義名分の種類に応じて戦争目的が決まる。
例. 国土回復戦争、侮辱による戦争、帝国主義戦争、国民統一戦争、聖戦
- 戦争目的と異なる条件で講和を結ぶとbadboy値やinfamy(不名誉)値が激増する。
例. 国土回復戦争で自国の中核州以外の州を取得
- 国民統一戦争などの高度な目的の戦争を行うには高い政治技術レベルやnational ideaが必要。
- 開戦時の安定度低下ペナルティは廃止。
- 和平条件として「負けを認める」を追加(勝者の威信が増え、敗者のは減る)。
Dev Diary 2†
以下は公式フォーラム投稿の要約です。
- prestigeを消費することで自国より弱い国をSpheres of Influence(勢力圏)に編入できる。
- 勢力圏への編入は独立保障と似ているが、単なる独立保障とは異なり、勢力圏内の国家に対する同盟締結や独立保障などの外交的働きかけが行われた場合も大義名分獲得の理由になる。
- 勢力圏の解除は戦争によって可能(和平条件として勢力圏解除を要求できる)。
- 勢力圏がらみの戦争では和平時の属国解除や賠償金等の要求に必要な戦果ポイントが安くなる。
- 勢力圏は無制限に拡張できるのではなく、距離や国家間の力関係によって制限される。
Dev Diary 3†
以下は公式フォーラム投稿の要約です。
- 君主は王朝に所属する。
- 君主の出身王朝が同じ国同士は外交関係にボーナスを得る。
- 王朝に絡んだイベントが登場する。
- 君主は後継者を持つことができる。
- 後継者には名前、年齢、継承権の強さといったデータが設定される。
- 君主死亡時に後継者の年齢が低いと摂政による暫定統治が始まる。
- 後継者の継承権が弱いと僭称者が蜂起する。
- 後継者不在の場合は王朝交代や他国による併合、同君連合の成立などが発生する。
- 外交の「王位請求」コマンドは、後継者不在か継承権の弱い後継者しかいない国に対してのみ使用可能になる。
- 「王位請求」することで同君連合成立や王朝交代に対する優先的な立場を得られる。
- 継承戦争が起きた場合は王位請求者たちで戦うことになる。
- 「王位請求」した国が無い場合、婚姻関係にある国の中で事後処理が行われる。威信の高い国が有利。
- 王朝交代は外国の王家が来る以外に、国内の貴族が新王朝を樹立することもある。
Dev Diary 4†
以下は公式フォーラム投稿の要約です。
- 神聖ローマ皇帝には「皇帝権威値(Imperial Authority)」が与えられる。
- 「皇帝権威値」は皇帝の支配力を表す数値。
- 権威値は帝国諸侯を外敵から守ったり、滅びた領邦を再興させたりすることで増える。
- 権威値が貯まると皇帝専用の特別decisionが使用可能になる。
- 皇帝専用decisionは帝国の体制改革を促すもので、最終的には帝国統一へつながる。
- 統一された国家の名称は「ドイツ」ではなく「神聖ローマ帝国」になる。
- 皇帝専用の外交コマンドを2つ追加。
1.「Bestow Imperial Grace」 権威値を消費して他国との外交関係を大幅に改善する
2.「Enforce Religious Unity」 帝国諸侯に改宗を迫る。拒否されると皇帝は大義名分を得る。
- 帝国諸侯は大義名分があれば皇帝の怒りを買わずに互いに戦争できる。
- 帝国諸侯でない国家が帝国圏内に領土を持つ場合、皇帝はその国に対し大義名分を得る。
ただし、このようになるには特定の皇帝専用decisionを実行しておかなくてはならない。
- 反乱発生率などの新しいマップモードを追加。
- フランス王国を弱体化させるため、フランスの独立諸侯の数を増やす。
- 商人、宣教師、開拓者、外交官、スパイに続いて新しい人材ユニットmagistrates(判事、長官)を追加。
Dev Diary 5†
- 商人共和国(Merchant Republics)の役割が大きく変わる。
- 商人共和国は交易同盟(Trade Leagues)の盟主になれる。
- 盟主は同盟加盟の勧誘ができる。
- 交易同盟加盟国は同盟が所有するCOTでは派遣した商人たちが競合しない。
- 交易同盟加盟国は同盟が所有するCOTでは盟主の交易能力を使用できる。
- 加盟国には交易同盟の商館が建設され、そこからボーナスを得られる。
- 盟主は他国に対し商業権獲得の申請ができる。
- 商業権を差し出した国の産物は商業権を得た国のCOTへ運ばれる。
- 商人共和国は互いに競争相手なので複数の商人共和国が同一の交易同盟に参加することはできない。
- 政治体制を商人共和国に変更するための条件が厳しくなった。
- ゲーム開始当初に登場する商人共和国は4つ。ヴェネツィア、ジェノヴァ、ノヴゴロド、ハンザ同盟。
- ハンザ同盟は新規登場国家で、リューベックとハンブルクの2州で構成される。
- 共和政そのものにも大きな変更が加えられる。
- 共和国は異文化・異教プロヴィンスのペナルティが軽減される。
- 交易同盟加盟国は自前のCOTを設立できない。
(交易同盟への加盟は中小国にとって魅力的だが、大国にとっては必ずしもそうではない)
- 交易同盟は通常の同盟と違い軍事上の義務は生じない。
- 自前のCOTを持つ大国の台頭や、商人共和国よりも効率的な政治体制を盟主が採用するなどの理由で、年を経るとともに交易同盟はその姿を消してゆくことになる。