100年戦争の終結から10年
煮えたぎっていた悪評もそこそこ冷めて(8.2) フランス国王ルイ11世=ド・ヴァロワは機を伺っていた。
フランス勢力内のど真ん中にある、目障りなあいつ プロヴァンス領のメーヌとアンジューである。
このプロヴァンスという国家、GC開始時はナポリとの人的同君連合の 下位構成国となっている。
これはつまるところ、遠くナポリまで遠征して殴りにいかないと この国家を屈服させられない、ということである。 なんでこんな設定にした? 初心者をフランスから遠ざける、もう一つの理由がこいつであろう。
だがGC開始から40年が経ち、その人的同君連合が解消されていた。 これで残る弊害はこいつの同盟国だけ・・・ではない。
神聖ローマ帝国に属するこいつと事を構えるということは 皇帝の軍を敵に回すということになる。
現皇帝、ボヘミアは経済的に大国というわけでもないが 皇帝ボーナスでバカみたいに大軍を揃えている。
こいつとまともにやり合うのはやっかいだ・・・だが あくまでまともにやり合えば、の話である。
見ると、遥か遠くノヴゴロド領がどどめ色のストライプに染まっていた どうやらボヘミアはあっちのほうまで遠征しているらしい。
帝国領にどれほど戦力を残しているか知らないが、きっと今がチャンス 速攻でプロヴァンスを片付けて、本隊が来る前に和平してしまえばいい。
ルイ11世=ド・ヴァロワはプロヴァンスに宣戦布告した。 GC開始より43年、これがフランスから仕掛ける初の対外戦争であった。
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イングランドはボコボコだしカスティーリャと交戦中 エノーはザコ、アラゴンはいつもどおり。 いけんだろ、ゴー。
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うお、なんかいっぱいきた・・・
ちゃんと見たわけじゃないけど ボヘミア軍は10,000を超えてそうな部隊が4つも来やがった。 あわてて属国連中に動員をかける。
どんだけ経済犠牲にして軍隊持ってんだよ・・・
だが、凶報ばかりではない。 敵さんの代表は皇帝ではなくアラゴンだった。 なれば、アラゴンだけ黙らせれば戦争は終わる。
速攻でプロヴァンスとアラゴンを沈めるのじゃ、突撃~
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1442年10月
アンジュー攻略戦の陣頭指揮を執っていたルイ11世=ド・ヴァロワは 敵陣に先頭切って突撃し、はかなくも戦死されたのでした。
享年40歳、在位13年 あまりにも早い死去であった。
・・・早く死んで欲しい元首って、よく将軍にされるよね?★
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若干22歳にして王位についたシャルル6世=ド・ヴァロワ これでフランスの未来は明るい!
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だが、息子アンリはその上を行く天才であった。 次の元首も早死にしそうである。
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1442年11月
プロヴァンスの2領を奪還したところで個別和平。 本当はプロヴァンス本領も併呑したいところだったが、 ボヘミアが思ったより本気なので、やめた。 これなら悪評も溜まらないしね。
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1443年、1月
アラゴン軍、本隊を引かせたところで痛み分けで和平。 ボヘミアの大軍は本国に引き上げていった。
開戦からわずか7ヶ月、ほぼ予定通りに事は進んだのである。
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1447年8月 全俺が泣いた。期待のアンリ死す、享年7歳。
1446年のボヘミアは
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熱いBBWのさなかにあった。 外交3の元首が「非合法な帝国領」を6つも抱えてりゃぁこうなるのである。
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そして、1448年に至っても、オーストリアとガチンコバトル中。
フランスはミラノへの侵攻を考えていた。 特に、COTのある元ジェノヴァ領リグーリア。 ここを押さえれば経済的にオイシイ。
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ヴェネツィアとアクイレイアの連合に警告をうけているが、 当の2国が目下ミラノに侵攻中。 この場合は警告による防衛戦は成立しないので、バイエルンの援護があるくらいか。
シャルル6世=ド・ヴァロワは陸軍に侵攻を命じた。 1448年1月のことである。(ちなみに、やっぱりボヘミアは参戦しなかった)
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戦争始まると、死んだり生まれたりするのはやめてほしい。 AAR編集しずらいじゃないか。
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開戦から1年後の状況 ヴェネツィアに2領、アクイレイアに3領押さえられて 戦勝点が足りない、の図。
進行中のサルデーニャ落としてもまだ足りない、58点必要は多すぎだろう・・・ こりゃぁ、奴らの和平待ちかなぁ・・・と、思っていたら
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向こうから差し出してきた。 ラッキーである。
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ゲーム開始から半世紀が過ぎ、フランスは最強国家の道を歩み始めた。 当初あった他国の中核はすべて回収し、COTは3つを押さえ その勢いはとどまるところを知らない。
はっきり言って順調すぎる。 ここまでうまくいったフランスもなかなか無いであろう。
なので、2つ目のNIは「新世界の探索」を取ることにした 普段なら「官僚制度」あたりなんだけどね。
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かくして、他国に先駆けて外海に一歩踏み出したフランス 大航海時代の幕開けである。
続く