陸軍の最小単位は連隊です。海軍の最小単位は艦艇です。連隊(艦艇)を束ねて軍団(艦隊)を編成でき、将軍/征服者(提督/冒険者)を割り当てることができます。 ※この時代に連隊という軍制が標準であったわけではないですが、とりあえずそう呼びます。
将軍/征服者(提督/冒険者)は、資金と外交官または開拓者を消費して登用できます。但しその能力は、陸軍伝統、海軍伝統の蓄積度合いによって劇的に違います。能力の低い将軍(提督)は、いても全く意味ありません。能力の高い将軍(提督)は、戦争全体の成否を左右するほどの影響があります。将軍(提督)については、戦勝や探検によって陸軍伝統、海軍伝統を上昇させてから、登用するようにしてください。
征服者(冒険者)は、未発見の土地(Terra Incognita)を発見できる特殊な将軍(提督)です。この発見能力は陸軍伝統、海軍伝統とは関係なく使えます。もちろん、陸軍伝統、海軍伝統が高ければ、通常の戦争でも役に立つ征服者(冒険者)が誕生します。
特殊な将軍として、君主を将軍にすることができます。これは無償であり、君主の軍事能力が高い場合には、非常に有能な将軍になります。戦場で早死にする確率も高まりますが、有能ならば勝率が格段に上がるわけだし、無能ならば惜しむこともありませんので、よほど行政、外交能力が突出した君主でもない限り、初戦争の前には将軍にしてしまいましょう。君主を提督にすることはできません。
連隊と将軍/征服者の強さを表す指標としては、射撃力(Fire)、突撃力(Charge)、移動力があります。連隊については、兵数、士気という指標があり、兵数によらず士気がゼロになれば連隊は無力化し、士気が低い連隊の割合が増えると敗戦となり退却します。
中世ですので基本的にじりじりと兵数が減っていく消耗戦になりますが、退却した直後など士気がゼロに近い状態や、人数に極端な差がある状態で交戦すると、いきなり全滅するので、ある程度の予備兵力を用意しておくことを推奨します。
陸軍どうしが衝突すると野戦となります。野戦は、射撃フェーズ、突撃フェーズが5日おきに実施されます。火薬/大砲の威力が弱い中世では、射撃フェーズはほとんど無意味であり、突撃フェーズが全てを決めます。つまり突撃力の強い騎兵の兵数と、突撃力の能力が高い将軍で概ね勝負が決まります。近世に近づくほど、射撃力の影響が高まります。
拡張パックごとに戦闘のバランスは違うのですが基本は同じです。詳細は戦闘の基本を参照してください。
野戦を行うと会戦の規模に応じて陸軍伝統が増加します。勝てば威信も上がります。陸軍伝統が増加すると、優秀な将軍が誕生しやすくなり士気もあがります。
レベル1以上の城がある敵国の領邦において、野戦が発生していないときは、攻城戦を行っていることになります。ただ単に包囲していれば、だいたい半年から1年くらいの間で落城します。兵数によほど余裕がある場合は、突撃することもできます。
師団は、どんなに痛んでいても、人的資源と陸軍維持費さえあれば補充を行い回復できます。兵数がゼロになっても、それだけでは消滅しません。艦艇については、人的資源すら不要で、海軍維持費があり、たんに港湾に停泊していれば回復していきます。
AIの陸戦は、賢いとはいえません。上陸戦闘に至っては猿も同然です。海軍については、こちらの出港を感知して出港するなど、ありえない位敏感に反応しますが、やはり賢くはありません。
戦争は、和平交渉をしないと終わりません。和平条件は、戦争を開始したさいの大義名分に見合った条件を選ぶように努めてください。