EU3のCommon\unitフォルダ内にxxxx.txtというテキストファイルがたくさんあります。 このxxxxは、陸上ユニットまたは海上ユニットの名前(日本語不可)で、それぞれのユニットがどのくらいの能力を持っているかを設定しているファイルとなります。
ユニットの種類により、書式が変わります。サンプルを例にそれぞれ以下になります。
INで少し記述が変わり、INに準拠して記述していますので、無印/NAの場合は注意してください。
type = xxxx # ユニットが、歩兵、騎兵、砲兵のいずれかを示す。※1 unit_type = xxxx # ユニットが所属する技術グループ(歩兵、騎兵のみ) ※2 maneuver = x # 機動(1-2)※3 offensive_morale = x # 士気攻撃値(0-11) defensive_morale = x # 士気防御値(0-11) offensive_fire = x # 射撃攻撃値(0-11) defensive_fire = x # 射撃防御値(0-11) offensive_shock = x # 白兵戦攻撃値(0-11) defensive_shock = x # 白兵戦防御値(0-11)
※1:xxxxは、infantry=歩兵、cavalry=騎兵、artillery=砲兵です。 ※2:砲兵の場合、unit_typeの設定はしません。 unit_typeはINからの設定値となります。無印/NAでは、technology_groupを設定していました。 技術グループとしてますが、INからは、ゲーム中、国の技術グループが変更されても、その国の持つunit_typeの技術グループは変更されません。 今のところ、これを変更するコマンドはなさそうなので、どうしても変更したい場合は、セーブデータをいじるしかありません。 ※3:機動と訳されていますが、攻撃可能範囲とした方がイメージが近いです。 バニラでは、歩兵が1、騎兵と砲兵が2で設定されています。 ユニットがプロヴィンス間を移動する速度は、各タイプ別にcommon\defines.txtの中で設定されています。 ※3:1-2、0-11等の値は、上限を越えた値を設定できますが、ゲーム中、一定値以上は最大値に固定されているようです。
type = xxxx # ユニットが、大型艦、小型艦、ガレー船、輸送艦のいずれかを示す。※1 hull_size = xx # 船体サイズ base_cannons = xx # 砲門数 sail_speed = x # 速度 ※2
※1:xxxxは、big_ship=大型艦、light_ship=小型艦、galley=ガレー船、transport=輸送艦です。 ※2:速度と約されますが、陸上ユニットの機動と同様の扱いです。 ユニットがプロヴィンス間を移動する速度は、各タイプ別にcommon\defines.txtの中で設定されています。
以下、歩兵、騎兵、砲兵、艦船の例となります。
例)中世ラテン歩兵(歩兵)
# Western Medieval Infantry type = infantry unit_type = latin maneuver = 1 offensive_morale = 1 defensive_morale = 1 offensive_fire = 0 defensive_fire = 0 offensive_shock = 0 defensive_shock = 0
例)ラテン騎士兵(騎兵)
# Western Medieval Knights type = cavalry unit_type = latin maneuver = 2 offensive_morale = 1 defensive_morale = 1 offensive_fire = 0 defensive_fire = 0 offensive_shock = 1 defensive_shock = 0
例)榴弾砲(砲兵)
# Houfnice type = artillery maneuver = 2 offensive_morale = 1 defensive_morale = 1 offensive_fire = 1 defensive_fire = 0 offensive_shock = 1 defensive_shock = 0
例)コグ(輸送艦)
#Cog type = transport hull_size = 20 base_cannons = 10 sail_speed = 5
新規にユニットを作成した場合、以下の関連ファイルの修正が必要です。
関連修正ファイル(基本) \common\countries historical_unitsの設定 \common\technologies 使用可能レベルの設定 \localisation 和名および説明の設定
関連修正ファイル(海上ユニットのみ)
gfx\anims配下に、作成したユニット名のグラフィックデータを設定する必要があります。
とりあえず、はじめは、他の海上ユニットのファイルをコピーして名前を変えるだけで使用できるようにはなります。
(xxxx.pdxaファイルの中で、textureFile = gfx\anims\xxxx.tgaと指定する場所がありますが、 グラフィックを変えない場合は、とりあえずコピーだけでいけます。 また、他にもこの船のグラフィックはこのファイルですと指定するテキストがあった気がしますが、 大分昔にカスタマイズしたところなので忘れました・・・)