反乱の熱が冷めやらぬまま、また明の北伐軍が北上を開始した。 というか、明は今敵がいないので、実質すべての兵力は北の我らに向けられている。 画面に見える範囲だけでも明全軍のうち8万中6万がさし向けられていることを見ても、いかに我々モンゴルの民を警戒しているかがわかるというものだ。 モンゴル汗国も強くなり、2万の常備軍を抱えられるようになった。 しかし敵は8万、いかに将軍が強力無双の将とはいえ無理がある。
できるだけ早期に明と和睦するべしとクンボルジギン・カーンは判断し、豪将カイシャン将軍と共に明へ朝貢を申し出る。 しかしそこで提示された額は、父の代の2倍にもなるものであった。
基本的にこのゲーム、朝貢額は「その時の収入」を元に計算されている。 なので、国が弱っていたり占領されていたりすると額が減る。 逆に言うと開幕直後に朝貢を申し出ると高い額が提示される。
しかし、かといって無抵抗に占領されるに任せると「この敵は完全征服できそう!」と判断されるのか、朝貢の申し出は断られるようになってしまう。 完全占領された日には軍壊滅&属国化&朝貢という最悪の結果となってしまうので、いつ和睦を切りだすかが交渉のカギとなる。 しかしこちらの損耗リスクを考えたら、速攻で応じてくれるなら今は我慢の子で朝貢し続ける策を取ることにした。
1411年。朝鮮との戦争は続いているが、世界に目を向けてみる。
わがモンゴルもだいぶ大きくなったが、それ以上に明緑のイスラム教カザフスタンの拡大がすさまじく、南のチベットにまで浸食を開始している。 我らと祖を同じくする黒のチャガタイはモンゴル文化の民でありながらイスラム教スンニ派を信仰している異教徒。 赤のティムールも祖は同じだが、こちらもスンニ派の上、同じ文化グループであるもののウズベク文化。 より遠い親戚といったところだ。 キプチャク・ハン国、ノガイのあたりはもう完全に外国と言っていい。
東の海は渡れぬし、北の未開の土地も開拓できない。南の明は強敵だ。 やはり西に活路を求めるしかなさそうだ。
すなわち、異教徒のカザフスタンとの対決が避けられぬものとなった。
目下の問題は財政難だ。 見てもらえばわかるとおり、あれだけの洲しかもっていない朝鮮にも負けている。 兵の扶養限界は増えたものの、そこを満たす兵を編成しきれていないという体たらく。 そもそもまだ1回も技術レベルが上がったことがない3のオンパレードなので、最初の国策すらも取れていないのが現状だ。 じわじわと力をつけていく諸国に対し、いつまで戦う事が出来るのだろうか?