1434年
ローマ皇帝として確固たる地位を確立したカスティーリャ国王エンリケ3世。次なる目標を定めるため、宮廷顧問と相談中の出来事。 「神からの啓示があったわ」 エンリケ3世の言葉にどよめく会議室。 「して、なんと仰せで?」 宮廷顧問が一人、進学者ロペが問う。 「バグがあるらしいから重症共和国全部潰してこい」 「バグいうなし」 ロペから速攻で入ったツッコミを華麗にスルーしてエンリケ3世が続ける。 「ローマ帝国になったらまたカスティーリャおわたになるから選挙廃止まで」 エンリケ3世の言葉を受けて、押し黙る一同。 現状重商共和国の形態をとっているのはヴェネチア、ジェノバ、ノブゴルド、ハンザ。どこもそこそこの領土と交易での利益で軍備を整える中堅国ばかり。 そこへハンザがブレーメンを併合したとの知らせが入る。 「ハンザを解体せよ」 この日の会議はこの命令にて、慌しく解散となった。
~今ここ~