英語版WikiのStrategy/Basic strategyにあるBasic Warfareを訳してみました。 Basic Warfare - EU3 Wiki
陸軍には3つのタイプのユニットがあります。
ゲーム序盤(少なくとも敵国の陸軍LVが3~5に達するまで)の騎兵は無敵です。通常の歩兵は兵数が1:1の場合、騎兵には対抗できません(ただし相手が優秀な将軍に率いられている場合は別です)。なので、初期の戦争(カスティーリャ対グラナダ、アラゴン対ナバラ、ブルゴーニュ対ロレーヌ、ポーランド対チュートン騎士団、スウェーデン対デンマーク、など)では騎兵のみで軍を編成するのがお勧めです。
序盤での戦い方は、4000~6000の騎兵部隊を1つか2つ作り将軍を配属します(これは予算、マンパワー、敵国の規模にもよります)。神聖ローマ帝国諸侯のような小さな国の場合、フランスやリトアニアにケンカを売るような無茶はやめておきましょう。
まずは敵の主力部隊を発見し、あなたの騎兵部隊で攻撃しなければなりません。最低でも敵部隊と同数を用意するようにしてください。 そして予算に余裕があれば将軍を配属してください。あなたの騎兵部隊は戦い、おそらくは勝利し、敵部隊はいずれかの方法へ撤退するでしょう。初心者は無邪気にこれで勝ったと考えてしまいがちですが、それではいけません。騎兵部隊を敵部隊が撤退した方向に向かわせ追撃させねばなりません(敵部隊の撤退方向は、その部隊にマウスカーソルを合わせると分かります)。撤退先で再び彼らを叩きのめすのです。戦争が終わるか、彼らが全滅するまで手を緩めてはなりません。
ここで侵攻は第二段階に入ります。敵部隊を叩きのめしたら、敵州を包囲するために移動させます。この任務には1000~2000程度(もし可能ならより多くの)の小さな歩兵部隊を用い、この部隊を敵州に向かわせます。到着と同時に包囲戦が始まりますが、これは敵が降伏するまで1~2年続きます。siegeスキルを持った将軍や砲兵がいれば、この期間を大幅に短縮できます。少なくとも相手の10倍の兵がいなければ、assaultはしないでください。さもなくば強襲は失敗し、部隊は全て失われてしまうでしょう。 あなたがせっかちな人なら、包囲時のグラフィックで城壁が壊れたのを確認してからassaultを実行するのはありです。しかし、失敗した場合は多大な損害がでることを覚えておいてください。
州を陥落させた後はこちら側の守備兵が置かれるため、敵が奪還しに来たら相手も包囲戦をしなければなりません。このおかげで、攻略した部隊を別の州に向かわせることができます。(訳者補足:ただし、陥落直後は守備兵がわずかしかいないため、敵部隊の数によってはassaultで一気に落とされることもあります) 非常に有利な和平交渉を望むなら多くの州を占領しましょう。属国化し、大量の賠償金を払わせるには敵部隊を全て壊滅させ、全ての敵州を占領しなければならないでしょう。
この2つのタイプのリーダーを雇うことができます。 彼らの質はあなたの国の陸戦伝統次第です。 将軍は戦場で部隊を率います。将軍によるボーナスはあなたの部隊が負けそうな状況でも互角の戦いを可能にします。 戦争を始める前に、最低一人は用意してください。そして彼の部隊で敵の最も強力な部隊を攻撃するのです。 征服者は未発見の領域へ進むことが可能な将軍です。Terra Incognitaを探検するのに用い、たいていの場合、戦闘でも通常の将軍と同等の能力を持ちます。
陸戦で勝利する度に陸軍伝統を得ることができます。大規模な戦闘で、相手により大きなダメージを負わせれば、陸軍伝統もより多く増えます。高い陸軍伝統は優秀な将軍を雇うのを助け、"you have high land tradition"のアイコンが出ている時の将軍達は、まさに軍神であり彼らの名は世界中で恐れられることでしょう。そう、ナポレオン、アッティラ、チンギスハン、ソビエツキーのように…
陸軍が戦場で勝利できるかどうかは、兵と将軍にのみ依存しているわけではありません。より多くの戦いを望むなら、それに応じた国内政策・ナショナルアイデアを整えるのが重要です。 ユニットの作成コストと出来るまでの時間は、その価格によります。この価格は貴族中心政治⇔富豪中心政治、 陸軍主義⇔海軍主義、農奴制⇔自由農民の3つのスライダーによって変化します。貴族中心政治・陸軍主義・農奴制に寄せれば、ユニットの価格を下げ、より短時間で作成することができます。一方、自由農民に寄せれば士気が増します。
攻撃主義⇔防御主義のスライダーも重要です。防御主義に振り切れば容易に砲兵を雇うことができ、包囲戦も有利になります。ですが、攻撃主義に振り切ることをお勧めします。これによって軍は強力になり、将軍は恐るべきものとなります。
おそらく最後に調整するのが、質重視⇔量重視のスライダーです。あなたの国が大国で多くのマンパワーに恵まれていれば質重視でしょう。そして小国も多くの場合、大部隊より少数精鋭を好みます。このスライダーは基本的には真ん中あたりを維持して、質重視、量重視のどちらに寄せるかはプレーヤーの好みで選べばよいと思います。
異なる国同士を比較してみるのは簡単です。例として、ゲーム開始時のポルトガルとブルゴーニュのスライダーを比較してみましょう。ポルトガルは植民地と海軍に最も適した国です。船は他の国とは比べものにならないほど安く、早く作れ、強力な士気を持っています。ブルゴーニュは恐るべき戦闘国家です。完全に攻撃主義へ振り切っており、陸軍は強力で将軍は有能です。ポルトガル陸軍はブルゴーニュ陸軍に太刀打ちできません。しかし、ブルゴーニュで船を作る場合、多くのコストと長い時間が掛かってしまいますし、植民を試みると新たに植民者を得るのが困難であることに気づくでしょう。これらは精強な陸軍を得る為に支払った代価なのです。
早い段階から戦争を望むなら、誰もがMilitary Drill(軍事教練)を最初に取るでしょう。これは陸軍に50%もの士気ボーナスを与え、他国が敗走するような状況でも持ちこたえ、戦い続けることができます。そして粘り強い戦いは相手を敗走させる可能性を高めます。
あなたの国が小国で軍を全く揃えられないのなら、National Conscripts(国内徴兵)を取るのもよいでしょう。これはイングランドやフランスの様な大国では必要ありません。Grand Army(大陸軍)はサポート上限を上げます。Engineer Corps(工兵隊)は包囲戦の助けになりますが、有用と言えるほど凄いものではありません。Battlefield Commissions(戦場任務)は陸軍伝統をゆっくりと高め、長く平和が続いた後でも優秀な将軍を雇いやすくなります。Glorious Arms(陸軍の栄光)は陸戦で多くの威信値を得ることを可能にし、小国を叩きのめした後、極めて高い威信値を得ていることでしょう。これにより以前より外交を有利に進めることがきます。
Military Drill(軍事教練)は、ほとんどの国で役立ち、National Conscripts(国内徴兵)は本当に小さな国でのみ役に立ちます。
敵軍の士気と兵士をゆっくりとすり減らしていく戦術です。
国境沿いの前線に故意に隙間を作り、敵部隊を侵攻させます。そこを、こちらのより強力な部隊(優秀な将軍を配置するのが望ましい)で攻撃し、敗走させます。敵は再度侵攻してくるでしょうが、士気・兵数とも低下していますので、またこれを攻撃し、敗走させます。このやり方は、こちらの部隊が動き回れるよう4プロビンス以上で敵国と接していると特に効果的です。AIはしばしば戦力を集中して攻撃してきます。
こうして勝利を重ねていくことで、陸軍伝統や戦勝点も上昇していきます。相手が十分に弱ったところで反撃に出て講和に持ち込みましょう。
このゲームの船は4つのカテゴリー(Big ship、light ship、galley、transport)に分類されています。その中でtransportだけが部隊を搭載することができます。そのほかは、スピード・砲門数・耐久度に違いがあります。戦闘において、より重要なのは船の数・耐久度・提督のスキルです。
艦隊は港を封鎖し、相手国の海外から得る収益を減らすことができます。そのためには海軍技術LV2が必要です。また、海峡を封鎖して敵の陸上部隊が海峡を渡るのを妨げることもできます。これらの利点を得るためには――例えば、デンマーク軍を彼らの首都の島に閉じこめておき、その間に残りの州を制圧するとします。が、残念なことに艦隊が戦闘を行っている間は封鎖が機能しないことを思い知らされるでしょう。 つまり海峡部で封鎖中の部隊が戦闘に巻き込まれないように、隣接する海域も守ることが重要ということです。このようにすれば敵部隊はもはや封鎖を破って移動することはできなくなります。周辺海域を固める艦隊は、敵艦隊が封鎖中の艦隊に近づかないよう十分な強さを持たせるようにしてください。
あまり知られていませんが、広大な植民地帝国を築いたなら多くの船を建造する必要はありません。植民地の隣に現れた海賊さえ撃退できればいいのです。海賊出現のメッセージが出たら、その海域に艦隊を派遣して撃破してください。戦闘後、海賊の船を拿捕する可能性があります。優秀な提督や探検家(特に"you have high naval tradition"のアイコンが出ている時に雇った人達)や、強力な艦隊は拿捕を手助けします。 私はこのやり方で1年で10隻ものCarrack船を、我が英国カリブ艦隊に組み込みました。広大な植民地を持っていなかったとしても、敵国との海戦において常に船を拿捕できる可能性があります。ですので、海戦では必ず勝つようにしてください。もし負ければ敵国があなたの船を拿捕するかもしれません!