チュートン騎士団は11のプロヴィンスを領有する、ゲーム内ではそれなりの中堅国家であり、他のドイツ諸侯に比べれば、大分やり易いようにも思える。 (だって1プロビ国家に比べればね...)
史実では絶賛東方殖民中であるためか、人的資源は7602人と、プロヴィンス数からするとお寒い状態だが、年間収入は141ダカットと中々の経済力があり、 多少の不足はカバーできるはずだ。
よし、いざ北方十字軍! (`・ω・´)キリッ と思って地図を確認してみると。
南:ポーランド=リトアニア連合王国(東欧最強国家) 東:ノブゴロド(COT持ち) 西:ポメラニア(神聖ローマ帝国) 北:カルマル同盟諸国(こちらの領土に相手の中核あり
(´;ω;`)ブワッ
一先ず、リトアニアorノブゴロドがキプチャク・ハン国と限界バトルぶつけあっている時に、やつらの背後、即ち我々の正面を正々堂々と、 そして程々に突破するのが良さそうである。 それまでは国力を蓄え、注意深くその時を待つしかない。
ようこそ、愛と狂気のワンダーランドへ!
ドイツ各地の貴族の子弟を招いては、7泊8日異教徒狩りツアーに勤しんでいると、最初のチャンスがやってきた。 1402年9月、イングランドから招聘したレベル6貨幣鋳造官の企画するこのツアーがヨーロッパ中で評判となり、安定度+2のボーナスを得ることができたのだ。
これで大義名分なしで攻めることによる安定度-2の低下を補うことができる...! 今攻めることができる国は...プスコフ!
100年以上も昔、一度は征服した因縁の地!
北方十字軍! (`・ω・´)キリッ
プスコフ公国としては寝耳に水の話であっただろう。 かつてチュートン騎士団から開放されて以来、幾度となくカトリックと戦い、その全てを撃退してきた。
だが、今回攻めてきたチュートン騎士団の軍勢は、これまでのものとは全く異なっていた。
近年まともに他国を攻めることができなかった彼らは十字軍禁断症状に罹っており、溜まり続けた鬱憤を解消できる機会を得るや、怒涛の勢いで東方に進入した。 そうして哀れ異端の小国は、次の春を待つことなく、再び騎士団の手に取り戻されたのである。
久々に十字軍して鬱憤は晴らすことができ、どこかスッキリした笑みを浮かべる快楽殺人者...もとい、敬虔なカトリック教徒である騎士団の面々。 しかし騎士団の領土内には未だ異教徒や異端者、異民族が闊歩しており、これらを排除しなければ、騎士団はその存在意義を疑われてしまう。
総長コンラート=フォン=ユンギンゲンは、まず異教の地サモギティアに宣教師を派遣してカトリックとプロイセン文化圏に組みこむと、続けてプスコフにも宣教師を送った。 こうして騎士団に地から異教と異端を排除する目処が立つと、入植者達をウェンデン・リヴォニアに送り込み、大規模な東方殖民を再開した。 改宗してキリスト教徒になれば良し、しないものは奴隷として売り飛ばし現金収入となる一石二鳥の策である。
こうして着実に地歩を固めつつ、偽りの改宗をしたリトアニアと異端のロシア人どもに十字軍し、神聖なる事業を完遂する! そしてこの地に第2のドイツを築き上げるのだ!
(゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャ
といずれ来るだろう栄光の時を思い浮かべて歓喜に浸っていると、とんでもない報告が騎士団を揺るがした。
デンマークがゴットランド島の回復を名目に、騎士団に対し宣戦を布告してきたのだ。 ゴットランドはかつてデンマークの領土であったが、近年海賊共の侵略にあって奪われたところを、島の民の求めに応じ救ってやったことから騎士団の領土に編入されたという経緯がある。
エリック7世のクソ野郎、民も守れずして何が「その島ウチの土地だから」だ! 破門してやるぞ!(こちらがされそうだが)
そうして始まった戦争。 当然カルマル同盟を結んだ同君連合のスウェーデンとノルウェーももれなくついてくる。
圧倒的な海軍力により、瞬く間にゴットランドとエーゼルが陥落。 厭戦値も高まり、国内の異端・異教・異民族共に反乱の機運が見られたころ、陸上での戦勝点を積み重ね続けたことで、ようやくデンマーク側のゴットランド領有権の放棄という条件で 戦争を終えることができた。
デーン人どもの侵略を跳ね除けた我等が騎士団。 高まり続ける厭戦値に、「もう戦争なんてしたくねぇ、勘弁だよ」とプレイヤーfoehnが弱音を吐きかけたその時...
次回、北方十字軍2へ続く