先代アルブレヒト5世><プレイレポ /A・E・I・O・U><次代フリードリヒ1世ヴェンツェル>

マティウス1世の治世(管理4、軍事6、外交4)

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 マティウス1世は、アルブレヒト5世の共同統治者として、外征に熱心であった父の留守をよく守っていた。父アルブレヒトの統治が長きに及んだため、単独統治者としての治世はわずか3年であった。その短い単独統治の期間で、ナポリ王と争いプロヴィンス公国を分離することや、フェラーラ一帯をオーストリア=マイセン公国の領土とすることに成功している。  しかしマティウス1世の功績は父アルブレヒトが手をつけた帝国の改革を一層推し進めたことであろう。フランス王権が増し帝国に影響を及ぼしつつあることや、オスマン家の勢力拡大に脅威を覚えたマティウスは、リューネブルクの地に諸侯を集め、帝国議会を開いた。

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 この議会を通じマティウスは、大空位時代以降の分権化が進んだ帝国の統治を効率化すべく、「帝国統治院の設立(神聖ローマ帝国国策)」を提言し、諸侯の賛同を得た。*1  帝国統治院の運営が軌道に乗ったことを見届けると、マティウスは自らの責務は全てをなしえたと思ったのであろうか、静かに息を引き取ったという。  人々は、マティウスを偉大な王と呼ぶ一方で、その統治が短かったことを惜しみ、"短命王"と呼びその死を悼んだという。  


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*1 もはやハプスブルグ家の意向に無視しうるほどの力ある諸侯がいなくなったことも幸いした。

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